東証一部上場のトーセイ株式会社が不動産投資型クラウドファンディングの参入計画を発表

東証一部上場のトーセイ株式会社が不動産投資型クラウドファンディングの参入計画を発表

トーセイ株式会社(東証一部:8923)は2017年11月期の決算報告時に、不動産投資型クラウドファンディング事業の参入計画を発表しました。

既に私募型不動産ファンドやREITの運営も行っている同社の不動産投資型クラウドファンディング事業への参入が実現すれば、クラウドファンディング市場のさらなる成長に期待が高まると言えるでしょう。

今回は不動産投資型クラウドファンディングへの参入を予定しているトーセイ株式会社について、事業内容及び直近の決算状況などを解説します。

トーセイ株式会社とは

東証一部上場のトーセイ株式会社が不動産投資型クラウドファンディングの参入計画を発表
東一部上場のトーセイ株式会社(以下、トーセイ)は、不動産流動化事業(不動産のバリューアップなど)を中心に、不動産関連のさまざまな事業を展開している企業です。

2004年にJASDAQ市場へ上場後、順調に売上を増やしていきましたが、2008年のリーマンショックの影響を受け、業績は下火気味となっていました。

しかし、2011年には東証一部上場、2012年にシンガポールに現地法人を設立するなど、近年は業績を上げています。

トーセイ株式会社の会社概要

企業名 トーセイ株式会社
住所 東京都港区虎ノ門4丁目2番3号
上場市場 東京証券取引所市場第一部(証券コード:8923)
代表取締役社長 山口誠一郎
設立日 1950年2月2日
資本金 64億2,139万円
従業員数 159名(単体)、386名(連結)

トーセイが展開する事業

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トーセイは以下の5つの事業を展開しています。

  • 不動産流動化事業
  • 不動産開発事業
  • 不動産ファンド・コンサルティング事業
  • 不動産賃貸事業
  • 不動産管理事業

東証一部上場のトーセイ株式会社が不動産投資型クラウドファンディングの参入計画を発表

2017年11月期の決算では、全体の売上高約578億円のうち、不動産流動化事業は約403億円で、同社売上の約7割を占める状況となっています。

不動産流動化事業は、資産価値の低い不動産を自ら取得して、バリューアッププランを策定。デザイン・利便性・セキュリティ向上などを行うことで再生不動産として、最終的には投資家に販売しています。

単なるハード面の改修に留まらず、例えばオフィスからホテルなどの用途の変更にまで踏み込むことで、仕入れ不動産の稼働率向上を始めとするバリューアップを実現しています。

不動産開発事業では自社で取得した土地に対して、オフィスビル・商業施設・マンション・戸建て住宅を建築、販売しています。
社内に一級建築士事務所を有しており、スピーディーな事業展開も進み、2017年11月期は売上高約52億円となりました。

不動産ファンド・コンサルティング事業では、REIT(トーセイ・リート投資法人:3451)の運営受託や不動産ファンドの運営を展開しており、2017年11月期末で私募型不動産ファンド3,921億円、REIT460億円を始め、合計5,522億円の受託資産残高を誇る事業となっています。

不動産投資型クラウドファンディングに参入する理由

東証一部上場のトーセイ株式会社が不動産投資型クラウドファンディングの参入計画を発表
トーセイはすでに不動産ファンド・コンサルティング事業でREITや私募ファンドの運営を手掛けており、不動産投資型クラウドファンディング事業の中での新しい事業展開となります。

トーセイの各事業の中でも、不動産ファンド・コンサルティング事業に注力している状況であり、不動産投資型クラウドファンディング事業への参入により、同事業の多角化が可能となるでしょう。

不動産投資型クラウドファンディングでは、REITや私募ファンドでは難しかった5億円程度の小規模不動産の取扱を想定しているとのことです。

既に不動産再生で多くの実績を残しているトーセイが不動産投資型クラウドファンディング事業へ参入することになれば、これまでの不動産投資型クラウドファンディングとは異なるような案件も出てくる可能性もあり、注目といえるでしょう。

トーセイ株式会社の最近の決算状況

東証一部上場のトーセイ株式会社が不動産投資型クラウドファンディングの参入計画を発表

トーセイの過去3期の決算状況は以下の通りです。

※単位:百万円 売上高 営業利益 税引前利益 純利益
15/11期 43,006 6,891 6,040 4,135
16/11期 49,818 9,279 8,450 5,547
17/11期 57,754 9,833 9,049 6,155
18/11期(予想) 67,830 10,946 10,038 6,699

好調な不動産市況を背景に、順調に業績は拡大しており、2018年11月期には営業利益100億円の到達が予想されています。

メインの不動産流動化事業が大きな成長を見せており、2017年11月期は同事業の売上高約403億円(前年同期比+56%)、セグメント利益約78億円(同+96%)となっています。

一方、不動産開発事業は2017年11月期が不調で、売上高約52億円(前年同期比▲60%)、セグメント利益▲約4億円(前期は約37億円の黒字)でした。
ただし、2018年11月期は売上高約149億円を計画しており、落ち込みは前期のみに留まる見込みとしています。

まとめ

近年の好調な不動産市況を背景に、トーセイは右肩上がりの成長を遂げているといえるでしょう。同社の不動産投資型クラウドファンディング事業への参入は、投資型クラウドファンディング業界にとってインパクトを与える可能性もあります。

REITに加えて、私募型不動産ファンドも運営しているトーセイが、不動産投資型クラウドファンディング事業でどのような案件を募集するのか、注目が集まることになりそうです。


※記事内の使用画像は2017年11月期の決算説明資料より
※参考:トーセイ株式会社 Webサイト

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