クラウドファンディングと不動産事業の相性はなぜ良いのか?

クラウドファンディングと不動産事業の相性はなぜ良いのか?

日本の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)について語る上で、不動産事業との関係を抜きに語ることはできません。

不動産会社から、使い勝手のよい資金調達手段としての認知を得つつあるソーシャルレンディングは、今後も不動産事業と深い関係を維持するのではないでしょうか。

日本独特と言える、融資型クラウドファンディングと不動産事業の関係性について解説します。

不動産案件に相性の良いクラウドファンディングの種類

インターネットを通じ個人から資金調達が可能なクラウドファンディングですが、支援者・投資家に対するリターンより種類が下記のように分けられます(ファンド型を除く)。

・寄付型→対価無し
・購入型→モノやサービス等の成果物
・融資型→金利
・投資型→株式

この中で、投資家に対し対価として利回りを提供する融資型クラウドファンディング=ソーシャルレンディングは、投資家に対し金銭のリターンが行われます。

よってソーシャルレンディングは、銀行同様に融資の仕組みを持っています。
その融資事業において客観的な損益判断を行いやすいのが、不動産に対する融資でしょう。

資金需要者に融資を行うソーシャルレンディングは、本質的な部分で不動産事業者との相性が良いと言えます(市況による)。

不動産を売買する事業者が主な対象となる

海外のソーシャルレンディングでは、資金需要者は主に個人ですが、日本では不動産案件が多い現状です。
これまでの日本のソーシャルレンディング市場成長は不動産案件なしでは難しかったと言っても過言ではありません(2017年12月時点)。

そして不動産案件の内容としては、物件の売買を目的とする事業者が多く見られます。

ソーシャルレンディングにより資金調達を行った不動産事業者は、調達資金で物件の購入を行い、最終的には物件を第三者に転売して、利益を得ます。

しかし融資の仕組みを有するソーシャルレンディングは不動産の売買損益に関係なく、一定の金利が期待できます。

もちろん場合によっては債務不履行も考えられますが、収益の見込みがつきやすい不動産事業者に融資するものの不動産の売却価格に左右されずに収益が期待できるのです。

銀行ではなくクラウドファンディングが用いられる理由

銀行ではなくクラウドファンディングが用いられる理由

低金利の日本では企業が銀行から資金調達を行う際も低金利で資金調達を行う事ができます。

一方ソーシャルレンディングは、銀行融資に比べると高い金利負担が生じます。

しかしながら銀行融資は審査に通らない場合もあります。

ソーシャルレンディングは資金需要者の審査は厳格に行うものの、その他の要素は比較的柔軟に対応します。
またソーシャルレンディングの融資は、プロジェクト融資に近い審査も行います。

こうした理由から、これまでの事業歴から収益が見込みやすいと思われるプロジェクであれば、ソーシャルレンディングによる融資が比較的受けやすいのです。

機動的な調達が可能

不動産業界では、突発的によい物件が市場に出現するケースがしばしばあります。この場合、いかに早期に契約締結を行い売買を行う事ができるのか、との点が取引成功への大きなポイントとなります。

ソーシャルレンディングはその審査の柔軟性から、機動的な融資が行いやすいです。
良い不動産が見つかったけれど資金がないという、早期の資金需要がある不動産業者から見るとソーシャルレンディングは使い勝手のよい資金調達手段でしょう。

クラウドファンディングに見られる不動産案件の例

直近では下記のような不動産案件の募集がなされています。

  • maneo
  • ・不動産担保付きローンファンド982号(年利5.8%、募集総額3500万円、期間13ヶ月)

  • ラッキーバンク
  • ・第385号ローンファンド(年利9.5%、募集総額4251万円、期間21ヶ月)

  • オーナーズブック
  • ・渋谷区マンション第2号ファンド(年利4.5%、募集総額2550万円、期間25ヶ月)

上記では比較的オーソドックな案件を取り上げました。
しかし京都の町家に対する融資ファンドや、沖縄の不動産に特化のファンド、海外の不動産向けのファンドもあります。

ソーシャルレンディング事業に進出する企業が増える中、不動産案件と言っても様々な個性を持った案件が増えつつあります。

まとめ

国内のソーシャルレンディング業界と不動産業界は、切っても切れない関係にあります。

国内では個人ローン市場が立ち上がらず、法人向け、特に不動産事業向けの案件で市場の立ち上がりがなされたソーシャルレンディング業界においては、今後も不動産案件が多く募集されると考えられます。

投資家にとってソーシャルレンディング投資は、現物不動産投資に比べると遥かに手間がかかりません。

景気の動向により不動産投資の波もありますが、不動産投資が無くなることはないでしょう。
今後も不動産案件はソーシャルレンディングの中で、多くの案件が募集される状態が続くのではないでしょうか。

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