ソーシャルレンディング投資で、最も怖いのが元本の毀損です。ソーシャルレンディングの利回りはおおよそ5〜8%程度。何年間もコツコツ収益を積み上げていっても、一度のデフォルト(債務不履行)によって、それまでの努力が全て水の泡になってしまう可能性があります。

そのため、ソーシャルレンディング投資では、万一の事態に備えて、できるだけリスクを分散して投資することが重要です。

昔から株式相場の世界には、「卵は一つのカゴに盛るな」という格言がありますが、ソーシャルレンディングも同様です。ソーシャルレンディングの分散投資には、さまざまな切り口がありますので、ひとつずつ見ていきましょう。

事業者を分散

ソーシャルレンディング投資における最大のリスクは事業者の倒産です。ソーシャルレンディングの歴史自体がまだ浅いこともあり、ソーシャルレンディング事業者は、比較的、規模の小さい会社が多いです。

SBIの傘下にあるSBIソーシャルレンディングやGMOなどの上場企業から出資を受けているmaneoなどは、そう簡単に倒産することは無いのかもしれませんが、新規参入事業者はわずかな歯車の狂いによって経営危機に陥ってしまう可能性を否定できません。

会社が倒産してしまえば、当然、投資家の元本にも影響が出てくるでしょう。そのような事態を避けるためにも、必ず事業者は幾つかに分散して 投資することをおすすめします。

ファンドを分散

もし、あなたが100万円を投資するとしたら、1つのファンドだけに全額投資するのではなく、10万円ずつ10個のファンドに投資するようにしましょう。そうすることによって、1つのファンドで貸倒れが発生したとしても、その影響を限定的なものにすることができます。
たしかに投資の際の面倒は増えるかもしれませんが、その分、資産の安全性は高まるわけですから、それくらいは我慢しましょう。

と言っても、株と違ってソーシャルレンディングは運用の手間はほとんどかかりませんので、一回投資してしまえば、あとは運用終了までほったらかしで待っていればいいのです。

テーマを分散

よく安全性を重視して不動産担保付きのファンドにばかりに集中投資をしている人がいますが、これも危険です。

万一、リーマンショックのような不動産市場の大暴落が発生した場合には、あなたのポートフォリオを形成する全てのファンドで大きな損失が発生する恐れがあります。

同じく海外もののファンドは為替の影響を受けますし、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは政府の方針によって買取価格が変動するリスクなどがあります。できるだけテーマは絞らず、色々なファンドをポートフォリオに加えていきましょう。

融資先を分散

よく見てみると、異なるファンドに分散投資しているつもりでも実は融資先が同一で分散効果が効いていないということがあります。せっかくファンドを分散して投資をしていても、これでは意味がありません。

maneoやクラウドバンクは融資先に個別のアルファベットを振り当て、融資先を識別できるようになっています。融資先の識別ができるサービスの場合は、詳細をチェックしてなるべく融資先が被らないよう注意をしましょう。
クラウドポートではファンド募集会社が公表する情報をもとに、融資(投資)先の主体が同じであると想定されるファンドの一覧も表示しております。

まとめ

ソーシャルレンディングの魅力は利回りの高さもさることながら、その保全性にあります。分散投資という、ひと手間を加えることで、その保全性はさらにグッと高まりますので、多少面倒ではありますが、ご自身の大切な資産を守るためにも、ぜひ「分散投資」を実践してみてください。

次回はいよいよ「ソーシャルレンディングの口座開設から投資までの流れ」を学びます。

執筆者紹介

クラウドポート編集部

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