ソーシャルレンディングを怪しいというのは何故なのか? ソーシャルレンディングの需要とともに解説

ソーシャルレンディングを怪しいというのは何故なのか? ソーシャルレンディングの需要とともに解説

昨今、資産運用における新しい選択肢として、ソーシャルレンディング投資をする方が増えてきています。
その証左として、2016年には500億円超だった市場規模も、2017年には1000億円以上に達する勢いとなっています。

一方でソーシャルレンディングは怪しいのではという意見があるのも事実。
低金利が普通となった日本において、ソーシャルレンディングの高い利回り水準を見ると不思議に思うのではないでしょうか。
今回はソーシャルレンディングは怪しいのか、どのような借り手企業へ融資を行うのかなどを仕組みも踏まえ、解説します。

ソーシャルレンディングのスキーム

ソーシャルレンディングは個人投資家から最低1万円で資金を集め、それにより大口化した資金を借り手企業に融資する仕組みです。
各ソーシャルレンディング事業者は個人投資家と借り手企業のかけはし・プラットホームとしての役割を果たしています。
借り手企業は貸出金利も含めた返済義務があり、個人投資家は元本と分配金が償還・分配されることとなります。

高利回りが怪しいという意見

高利回りが怪しいという意見

FXなどの一攫千金も狙える金融商品と異なり、ソーシャルレンディングは利益を積み立てていく性質の投資商品です。
似たような投資商品の中で、ソーシャルレンディングほどの利回り水準のものはあまりみられず、それが理由で怪しいと印象を抱く方もいるようです。
実際にソーシャルレンディングの平均利回りは約8%(2017年10月時点)です。

それでは、なぜソーシャルレンディングは高い利回り水準を実現できるのでしょうか。

それは比較的高い貸出金利であってもソーシャルレンディングを通じた資金ニーズが高い借り手企業に対して融資をしているからです。
この表現を見ると、貸出金利が高い = リスクが高い = 怪しいと結びつけるかたもいるかもしれません。

あえてソーシャルレンディングによる資金調達をする理由

ソーシャルレンディングの借り手企業は必ずしも銀行により融資が受けられない企業ばかりとは限りません。
むしろ様々な理由により、銀行よりもソーシャルレンディングによる資金調達の方が好ましいと考える企業もあります。

例えば以下のようなケースです。

  • 1. 比較的早期に資金が必要な場合
  • 2. 必要な調達額が少額な場合
  • 3. 返済までの期間が短い場合
  • 4. 銀行の審査基準では評価しきれない場合

1. 比較的早期に資金が必要な場合
銀行による審査はソーシャルレンディングと比較して時間を要する場合が少なくありません。
しかしながら、例えば不動産を建築し、後に売却して利益を得ることを想定している企業にとってはできる限り早期に資金が必要です。
ソーシャルレンディングは、借り手企業が債務を果たせるかという蓋然性の部分は厳しく審査しますが、比較的柔軟にさまざまな角度から審査を行います。

こうした点から、多少貸出金利が高まったとしても、早期に資金調達をしたい企業にとってはソーシャルレンディングを選ぶこともあります。

2. 必要な調達額が少額な場合
資金調達を行う企業が必要とする金額は様々です。
一方、銀行は少額の融資よりも大きな金額の融資を好む傾向があります。
貸出金利が低い分、少額の融資では利益に対する手間(コスト)の割合も低くなってしまいます。

こうした企業は、その企業の財務状況如何にかかわらず比較的銀行からの資金調達が難しい状況がありました。
一方ソーシャルレンディングは少額での融資も多く行うので、こうした企業に対する需要があります。

3. 返済までの期間が短い場合
また、同様の理由により、銀行にとっては返済までの期間が短い融資よりも長いものの方が好ましいでしょう。
ソーシャルレンディングは短期の融資もおこなっています。実際に運用期間が数ヶ月のファンドも多く見られます。

4. 銀行の審査基準では評価しきれない場合
銀行の融資審査では、既にあるもの(担保となりうるもの)を前提として評価します。
例えば土地は既にあるものの、不動産はこれから建築するという場合には、銀行の審査においては評価しづらいという現状があります。

前述の通り、ソーシャルレンディングでは柔軟に審査を行います。
一方で返済が本当にできるかという部分は厳しくみられます。ソーシャルレンディング事業者には不動産やエネルギーなど特化した事業者が多いのも「債務の返済蓋然性」を審査するという点では役に立っているでしょう。
専門家の視点で事業者を審査できます。

こうした企業からの需要もあります。

借り手企業の詳しい情報が見れないから怪しいという意見

現在のところ、ソーシャルレンディングにおいては借り手企業名など詳細な情報は投資家は確認できないようになっています。
投資家は借り手企業を審査する立場にあるソーシャルレンディング事業者を信頼するしかありません。

こうした点はソーシャルレンディングを怪しいと感じる理由となっているかもしれません。

なお、ソーシャルレンディングはその法的スキーム(行政当局による指導上)、借り手企業の匿名化と複数化が求められており、これにより借り手企業の詳細な情報が見られない状態となっています。

これに関しては今後の当局次第で変わる可能性もあるでしょう。

まとめ

急速に伸長しているソーシャルレンディングですが、まだまだ一般の方々への認知は広がっておらず、ソーシャルレンディングを怪しいと感じる人も中にはいるでしょう。
利回りの高さや借り手企業の詳細が見れないことには本記事で触れた通り、理由もあります。

ソーシャルレンディング投資は他の投資同様、リスクもあります。
投資を行う場合は、分散投資なども意識し、できる限りリスクを抑える工夫を意識しましょう。

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