セキュリテ(ミュージックセキュリティーズ)とは? ソーシャルレンディングとは違うのか?

セキュリテ(ミュージックセキュリティーズ)とは? ソーシャルレンディングとは違うのか?

ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するセキュリテは、”インパクト投資のプラットフォーム”です。

セキュリテはファンド型ソーシャルレンディングでありつつも、クラウドファンディングの様々な側面を有する非常にユニークなクラウドファンディング事業者です。

今回はセキュリテについてソーシャルレンディングとの違いや、その特徴を解説します。

セキュリテとは

ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するセキュリテは、インパクト投資プラットフォームと同社Webサイト上では表現されています。

インパクト投資とは、「経済的なリターンを求めるだけではなく、投資家からの出資を通じて、各地域で抱える課題や貧困や環境等の社会的な課題を解決しようとする、経済的な価値と社会的な価値の双方を追求する投資の仕組み」とされています。

よってセキュリテは、利回りによる収入を主な目的とするソーシャルレンディングとは少し性格が異なります。

ミュージックセキュリティーズについて

セキュリテを運営するミュージックセキュリティーズの会社概要は下記の通り。

社名:ミュージックセキュリティーズ株式会社
設立:2001年11月
資本金454百万円
登録番号:第二種金融商品取引業者
代表者:小松真実
事業概要
・インパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」の運用
・レコードレーベル業務、著作権管理業務等

ミュージックセキュリティーズは、2001年に著作権管理業務を中心とする企業として創業。
その後、音楽ファンドなどの各種ファンド運営業務を行い、現在も音楽関係の事業を手掛ける一方で、インパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」を運営しています。

これまでの事業運営を通し、多くの地方銀行とのネットワークを構築しており、そのネットワークを活用した地方のインパクト投資案件を発掘しています。

セキュリテとソーシャルレンディングの違い

ミュージックセキュリティーズを運営するセキュリテは、クラウドファンディング業界の中でも独特の存在。

ソーシャルレンディングは金利収入を得ることが大きな目的となります。
マイクロローンファイナンス案件では、途上国の貧困層支援の側面もありますが、多くの案件では社会的な価値よりも、経済的価値の獲得=金銭的リターンに重点が置かれています。

一方のセキュリテでは、経済的なリターンのみならず貧困や環境等の社会的な課題の解決も目的とし、経済的な価値と社会的な価値の双方を追求する投資です。
出資を通じて投資収益の獲得のみならず社会貢献が可能となるのが、セキュリテの特徴です。

反対に、セキュリテは経済価値の追求のみを目的としないため、ソーシャルレンディングに比べると低い利回りの案件が多くみられます。
セキュリテの案件において、投資家は投資を行った事業からの事業収益の分配を受けられるほか、購入型クラウドファンディングのように調達資金での成果物の提供が行われることもあります。

ファンド型クラウドファンディング

クラウドファンディングと一口にいっても多くの種類が存在しますが、セキュリテはその中でもファンド型クラウドファンディングに該当します。
投資家は直接対象先の株式は保有せず、ファンド(匿名組合)に出資を行う形となります。

ソーシャルレンディングもセキュリテが行うインパクト投資もいずれも、大枠では金融型クラウドファンディングに分類されます。その中でソーシャルレンディングは融資型クラウドファンディング、セキュリテはファンド型クラウドファンディングに分類できます。

分配方法

融資型クラウドファンディングは金利収入、投資型クラウドファンディングは株式売却によるキャピタルゲインでの収入となりますが、セキュリテは投資先の事業収益からの分配を期待するものです。

出資者は、対象事業から上がる事業収益から分配を受ける形となります。よって金利収入とは異なり、対象企業が赤字の場合は収益を受けられない場合もあります。

なお、ほとんどの案件において購入型クラウドファンディング同様、調達資金で完成する成果物を投資家に還元する等の特典が付されています。
よって事業の採算が合わず、分配金の支払いがなされない場合においても、少なくとも調達資金で事業やサービスが立ち上がれば、成果物の受領ができることが多くあります。

上記のようにセキュリテは金融型クラウドファンディングでありながら、購入型クラウドファンディングの側面も有しているという点でユニークな存在です。

寄付型及び購入型クラウドファンディングの側面も有するセキュリテ

セキュリテはファンド型クラウドファンディングとして位置付けられており、対象事業の収益から投資家は分配金を受け取る形となります。

しかし単に経済的なリターンを求めるだけでなく、社会貢献をもう1つの目的としています。
その意味では経済合理性を求める面はありつつも「寄付型クラドファンディング」ような社会貢献的な側面も有しているといえるでしょう。

さらに多くの案件において、対象事業の成果物が投資の際の特典として付されているため、購入型クラウドファンディングの側面もあります。

まとめ

金利という経済的利益を追求するソーシャルレンディングと比べると、セキュリテは社会貢献も目的としており、分配金の利率は低いのが現状です。

しかし投資家の資金には様々なニーズが存在しており、少額でも社会貢献に活用したいとのニーズも存在しています。
そんな中でミュージックセキュリティーズが運営するセキュリテは社会貢献もしながら、分配金の獲得が可能なクラウドファンディングです。

同社は過去からの地方銀行との関係を活かし熊本地震被災地応援ファンド等、地方活性化のためのファンドも多数ラインナップがなされています。

ソーシャルレンディングとは異なるユニークな存在のセキュリテ、今後の活躍も期待したいものですね。

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