ソーシャルレンディングにおける太陽光発電案件選びの考え方

ソーシャルレンディングにおける太陽光発電案件選びの考え方

不動産案件が多いソーシャルレンディングですが、太陽光発電案件も散見されます。
今回はソーシャルレンディング各事業者の募集中及び募集済みの太陽光案件を取り上げ、案件の選び方を考えてみました。

どんな考え方であれ、筋道を立てて案件に投資する理由を説明できることは大切です。
各案件を比較検討し最終結論に至る思考プロセスは、投資家人生を送る上で必要不可欠なスキルでしょう。

様々なテーマの案件が見られるソーシャルレンディング案件を選ぶ際の参考になれば幸いです。

太陽光発電案件をピックアップ

太陽光発電案件の種類と案件選びの考え方

クラウドポートの検索機能を利用すれば、各種条件で絞りながら、現在までの各ソーシャルレンディング案件が検索できます。

今回はテーマ選択欄「エネルギー」を選択し、募集前・募集中・募集終了・運用中の案件を検索し、、2017年7月20日時点で募集中、もしくは直近に募集が終了した案件から下記5社5案件を取り上げました。

  • グリーンインフラレンディング
  • 「第9弾」メガソーラーローンファンド(第12次募集)
    金額2505万円:期間14ヶ月:利回り12%:担保→概ねあり:保証→無し

  • SBIソーシャルレンディング
  • SBISLメガソーラーブリッジローンファンド5号 2017年2月2号
    金額9億円:期間8ヶ月:利回り7%:担保→全額担保あり:保証→全額保証あり

  • maneo
  • 「第2弾」成立ローン総額600億円突破記念ローンファンド10号
    金額3605万円:期間9ヶ月:利回り8.2%:担保→概ねあり:保証→不明

  • クラウドバンク
  • 太陽光発電ファンド83号
    金額5540万円:期間4ヶ月:利回り6.8%:担保→全額担保あり:保証→全額保証あり

  • さくらソーシャルレンディング
  • 「担保付」さくら近畿セレクトファンド10号
    金額1005万円:期間4ヶ月:利回り7%:担保→概ね担保あり:保証→概ね保証あり

案件を横断比較する

最終的な投資判断を行う際は、各ソーシャルレンディング運営会社のサイトで募集案件の詳細を確認する必要がありますが、その前段階でのソートはクラウドポートで十分対応ができます。

クラウドポートでは各ファンドの概要について、利回り・期間・募集金額・担保の有無・保証の有無・募集金額・募集期間・償還日を一覧で確認することができます。

クラウドポートの情報で、ソーシャルレンディング投資検討の最初に必要とされるデータは入手可能ですし、横断的に類似ファンドの比較もできるので、ソーシャルレンディング投資検討を行う際、クラウドポートの検索機能は非常に重宝します。

ここからは、上記5案件を見た時に、「どんな観点で投資の検討を行うのか」という点について、筆者の考え方を下記に記しました。

なお、ソーシャルレンディング投資家それぞれ、独自の投資方針や考え方があるので「この検討方法が絶対に正しい」というものは無いため、あくまでも参考としてご覧ください。

利回り

やはり最初に目に行くのが各案件の年利回り。

5種類の中ではグリーンインフラレンディング案件が予定利回り12%と、唯一の10%オーバー。
2016年10月の初案件募集以降、急速なスピードでローン成立額を伸ばしている同社ですが、利回り面から考えると人気の理由もうかがえます。

利回り10%以上あるなら「リスクを承知で投資してしまう」というハイリスク・ハイリターンな考え方も「あり」でしょう。

しかしながら、利回りにつられるのではなく冷静に判断することが大切です。
他社が軒並み利回り7%前後にもかかわらず1社だけ利回りが高い水準であることを不思議に思うことも必要。

利回りが高い理由を仮定し、相応のリスクを認識した上で投資するべきです。

運用期間

次に見たいのが運用期間です。

グリーンインフラレンディング案件の運用期間は14ヶ月。
他の一般的なソーシャルレンディングの期間を考えれば、14ヶ月という運用期間は特別に長いわけではありません。

ただし、他の太陽光発電案件の場合、期間は4ヶ月、8ヶ月、9ヶ月となっており、印象が異なるでしょう。

もちろん、運用期間が短いことは必ずしも良いことではありません。
運用期間が短すぎると、再投資の手間がかかります。反対に、長すぎるとその間に資金を引き出せないので、急に資金が必要になった時に困ります。
個人にあった運用期間の案件を選ぶべきです。

また、国内では電力の買取価格が随時引き下げられており、「太陽光発電市場だから安心」とは必ずしもいえません。
市場環境を考えれば、日本の太陽光発電案件の運用期間があまりにも長すぎると、市場の変動に直面した時に対応できないという場合も考えられます。

「1年」という期間を長いと考えるかどうかは投資家の市場に対する考え方などによっても異なるでしょう。
太陽光発電案件の場合、2年などの長すぎる案件への投資は慎重に考えるべきです。

担保及び保証の有無

担保及び保証の有無

太陽光発電案件に限りませんが、ソーシャルレンディングのファンドが融資を行う際に担保を取れば、最悪の場合は担保として取得した不動産等を処分することで融資金の回収がを図れます。

よって、担保付きもしくは保証付きの案件は、これらが無い案件と比べると、投資資金の毀損リスクが抑制されている案件といえます。

平常時であれば担保や保証があるから安全性が高いと考えることができるものの、担保及び保証があるといえど、投資金額の回収が100%なされるわけではない点には注意が必要です。

不動産を担保に取っても地価が下落して担保価値を割れてしまえば、仮に競売で売却が出来たとしても少ない金額の返済しかなされません。

将来のことは誰にも分かりません。
それでも「少なくとも担保があるから絶対大丈夫」や「保証がついているから絶対大丈夫」という考えは避けましょう。

ソーシャルレンディング事業者

忘れてはならないのが、どのソーシャルレンディング事業者が扱っている太陽光発電案件かという点です。
「エネルギー」案件は、グリーンインフラレンディングの案件が多い状況です。

再生エネルギーに特化した同社の面目躍如たるものがありますが、一方で昨年から事業を活動した新しい事業者でもあります。さくらソーシャルレンディングも同様です。

一方、maneo、SBIソーシャルレンディング、クラウドバンクはソーシャルレンディング業界の中では老舗企業。

利回りが高ければ一定以上のレベルの運営会社であれば気にしないという方もいる一方、まだ歴史の浅いソーシャルレンディング業界であり、老舗企業の安心感は何者にも変えがたいという方もいるでしょう。

各投資家の投資スタンスにもよりますが、ソーシャルレンディング投資においてはソーシャルレンディング事業者側の信頼性とは切っても切れない関係にあるため、ご自身が信頼できる事業者に、リスクも認識した上で投資しましょう。

実際に投資するなら

上記を踏まえて、筆者が実際に投資するなら、リスクが抑えられるという点で運用期間が短い案件かつ、事業者としての実績がある事業者の案件を選ぶでしょう。

その際、利回りの高さは考慮しません。
担保もしくは保証や運用期間、事業者の実績という投資リスクをできる限り抑えた案件に投資します。

当然他の意見もあろうかと思いますが、ソーシャルレンディングに限らずどんな投資でも、筋道考えた上で最終判断を下すべきです。

今回ご紹介した投資検討の際における思考のプロセスは筆者独自のものです。
案件を吟味する際にその軸や理由を持つと、後から投資判断を振り返り、反省や再現性ある投資が行えるようになります。

まずは、第三者に筋道立てて投資理由を説明できるようにしておきましょう。

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