ラッキーバンクは怪しいのか?リスク・安全性を調査してみた

ラッキーバンクは怪しいのか?リスク・安全性を調査してみた

不動産に特化したソーシャルレンディング事業者であるラッキーバンク
ラッキーバンクは2年で60億円を集めるなど成長著しいソーシャルレンディングサービスですが、同社が怪しい、安全性はどうなのかといった意見もインターネット上ではみられます。

今回の記事ではラッキーバンクは怪しいのか、どのような点がリスクになるのかなどを解説します。

ラッキーバンクが怪しいと検索される理由

ファンドを募集すると早期に満額募集締め切りとなることもあるラッキーバンク
ラッキーバンクをインターネットで検索すると、怪しいという関連語も出てきます。
ラッキーバンクを怪しいと感じる方の中には以下のような印象を持つ方がいるようです。

利回りが高すぎて条件が良すぎるから怪しい

ラッキーバンクは他のソーシャルレンディング事業者が募集している投資案件に比べ、全体的に利回りが高い傾向があります。
利回りの高さとリスクの高さはそのまま比例すると考える投資家にとって、利回りが高いラッキーバンクは怪しいと感じるようです。

実際に2017年7月時点におけるラッキーバンクの平均利回りは9%超。ソーシャルレンディング業界の平均利回りが8%であることを考えると比較的高利回りといえます。
※当社が集計対象としている18社が募集したファンドの平均利回り(2016年7月〜12月)
※複利(毎年再投資)の場合

ソーシャルレンディングにおける利回りは、借り手企業への貸出金利から、ソーシャルレンディング事業者の営業者報酬を差し引いた金額となります。
貸出金利が10%として、営業者報酬が1%と仮定すると、投資家への利回りは9%となります。

つまり、貸出金利が高い、もしくは営業者報酬が低いと、投資家利回りを高水準に保つことが可能なのです。
通常、これらの情報は開示されていないため詳細は不明ですが、利回りの仕組みを理解すれば、高利回りの案件が提供できるラッキーバンクは不思議ではありません。

加えて、担保が設定されているファンドが多いことも投資家から怪しいと思われるかもしれません。
高利回りの案件にも関わらず、担保も設定されているため、比較的安全かつ収益性が高いという印象を与えるのではないでしょうか。

しかし、担保が設定されているといえど、募集額全てを賄えるとは限りません。
実際にラッキーバンクでは、評価額が募集額の70%ほどの担保が設定されている場合も見られます。

借り手企業が貸し倒れなどを起こし、債務履行できなかった場合、通常は担保を売却して資金の回収をはかりますが、場合によっては損失を被ることもあります。

これは全ソーシャルレンディング事業者共通ですが、募集額に対して100%の担保が必ずしも設定されているわけではないことは注意しましょう。

ファンド募集がすぐに締め切られるから怪しい

ラッキーバンクはファンド募集後、数分以内に満額成立となることがあります。

この投資資金の募集スピードが怪しいと思われることもあるようです。
実際に募集開始後、2分弱で満額成立となったファンドもあるほどです。
参考:https://www.lucky-bank.jp/fund/detail?id=307

ラッキーバンクは、事前にファンドの募集日時を公開しています。
そのため、事前にファンドの中身も確認可能なため、投資家が募集日時に合わせて投資の予定を立てやすいと考えられます。

また、ラッキーバンクは2017年2月9日に金融庁による検査を受けています。
検査対象となること自体は問題ではありません。

この結果、今後行政処分などがない限り、検査時点において怪しい業務は行なっていないと考えられるでしょう。

ラッキーバンクはどんな会社?

ラッキーバンクがどのような特徴のあるソーシャルレンディング事業者なのか解説します。

業界最年少の社長

ラッキーバンクの社長は1990年生まれの田中祥平社長。
ラッキーバンクの社長は元々越後篤氏がつとめていましたが、2015年3月31日付けで健康上の理由により社長を退き、後継者として前副社長である田中翔平氏が代表となっています。

その若さが怪しいという投資家の方もいるかもしれませんが、来歴や積極的なメディア露出をみると印象が変わるかもしれません。
田中社長は、株式会社船井財産コンサルタンツ(現:株式会社青山財産ネットワークス)にて、富裕層向けの資産運用や相続税に関するコンサルティングのキャリアを積んでいます。
業務を通じて不動産に関する知見も積んでいます。

全代表とラッキーバンクを創業したおよそ2年後にはラッキーバンクの累計募集額50億を達成させた実力のある方です。

また、セミナーやインタビューにも積極的に対応する姿勢をみせています。

クラウドポートでは田中社長にインタビューを行いました。
幼少期時代の話も含め、田中社長の人となりが理解できる内容となっているので、ラッキーバンクの社長に興味がある方はご覧ください。

不動産特化の事業者

ラッキーバンクは不動産に特化したソーシャルレンディング事業者です。
不動産担保付きの案件を多く提供しています。
こうすることで不測の自体が起こっても、保全性を高め、損失リスクを軽減する配慮がなされています。

※担保評価額、担保余力はファンドによって差異があります

ソーシャルレンディング事業を行うための免許を取得している

ラッキーバンクは怪しいのか?リスク・安全性を調査してみた

通常、ソーシャルレンディング事業を行うには、貸金業法に基づいた免許と金融商品取引業法に基づいた免許を取得する必要があります(例外あり)。
上記画像の通り、ラッキーバンクはこれら両方を持っているため、正規なソーシャルレンディング事業者です(貸金業の東京都知事 (1) 第31541号部分と金融取引業の関東財務局長 (金商) 第2807号部分)。

もちろん、世紀のソーシャルレンディング事業者とはいえ、貸し倒れリスクなどは常にあります。
投資家としては様々なリスクを考慮することが大切です。

以降、ラッキーバンク及びソーシャルレンディングのリスクをご紹介します。
ラッキーバンクが怪しいかどうかに限らず、ソーシャルレンディング投資を行う際の注意点として認識し、懸命な投資を行いましょう。

会社としてのリスク

投資募集が多く集まっているといっても、ラッキーバンクは財務情報は公開されておらず投資家はソーシャルレンディング事業者のリスクを判断できません。
有事の際、仮に倒産などが起こってしまうと、貸し倒れが起こり投資家が損失を被る可能性もあります。

ソーシャルレンディング事業者全てに言えることですが、投資をラッキーバンクのみに集中させないようにしましょう。

貸し倒れリスク

融資という性質上、ソーシャルレンディングは貸し倒れリスクを常に孕んでいます。

また、不動産特化型のラッキーバンクは、不動産市場が傾いた際に、貸し倒れのリスクが高まる可能性もあります。
投資の際は、他のテーマファンドも検討すると良いでしょう。

リスク対策

ソーシャルレンディング投資を行う際は必ず、分散投資を行い、いざという時に損失額が大きくなってしまわないように注意しましょう。
保全性も利回りも高い投資商品である一方、貸し倒れリスクは常にあります。

まとめ

ファンドを募集するとすぐに満額成立となってしまうことがあるラッキーバンク。
中には 怪しいと思う投資家の方もいるかもしれません。

投資を判断する際は、事業者自体や、社長、ファンドの内容など、多面的に吟味して判断するようにしましょう。