【失敗の典型例】ソーシャルレンディング投資で失敗するポイント4つ

【失敗の典型例】ソーシャルレンディング投資で失敗するポイント4つ

低金利下の日本で、比較的高い水準の利回り実績を持つソーシャルレンディング投資が昨今注目を浴びています。

しかしながら、ソーシャルレンディングも投資商品の一つ。注意点を認識しないまま投資してしまうと、失敗に陥ってしまう可能性も否定できません。

この記事では、ソーシャルレンディング投資を行うにあたって失敗しやすい点・例を4点取り上げて解説します。

ソーシャルレンディング投資初心者が勘違いしやすい4点

数年前まで、ソーシャルレンディング投資は知る人ぞ知る存在でした。
しかし、昨今は各種メディアで取り上げられる機会も多くなり、投資初心者の方がソーシャルレンディング投資を手がけるケースも増えています。

元本は保証されていない

ソーシャルレンディングは元本保証の金融商品ではありません。

利回り数%の金融商品のため、当然元本保証ではないものの、ソーシャルレンディングはその保全性の高さから勘違いされることもあるでしょう。
実際に、2017年1月20日時点における過去3年間の実績では、貸し倒れ0件となっています(クラウドポート調べ)。

しかしながら、制度上はソーシャルレンディングは元本保証のされていないリスク性の金融商品であるという点を十分認識する必要があります。

こういったリスクを知った上で、できる限り安全な資産運用を行うには、分散投資などが必須です。
ソーシャルレンディングに失敗しないためにも投資における留意点はしっかりと調査しましょう。

一度投資すると満期が来るまで現金化できない

ソーシャルレンディングに限らず投資は余裕資金で行うのが原則です。

ソーシャルレンディングが他の投資商品と大きく異なる点は、投資を行った後は満期が来るまで現金化できないという点です。
株式や投資信託であれば、急なお金が必要になった際、保有分を売却すれば現金化することができます。

一方ソーシャルレンディングの場合、基本的にはすぐに現金化することはできません。
例えば期間1年のファンドに投資した場合、1年が経過してファンドの償還がなされるまで現金化できません。
中には早期償還されるファンドなど、予定より早い段階で資金が返済されるケースもあります。

しかしながら、投資家の意向で自由に売却できません。

仮に急な資金が必要になった際、余裕資金が無いと、ソーシャルレンディング投資における資産はあったとしても借金をしなければいけないという失敗に陥る可能性もあります。

またファンドの融資先の状況によっては、当初の予定通りの期間で償還されないリスクもあります(延滞)。

将来的に必要とされる資金をソーシャルレンディング投資に充てることは避けましょう。

単一のファンドや事業者に集中投資してしまう

ソーシャルレンディング投資は分散投資によって、大きな損失を被るリスクを抑えることができます。

投資金額が数万円程度のであれば、単一ソーシャルレンディング事業者やファンドに資金が集中することはやむを得ないでしょう。
しかしある程度まとまった金額を投資する際には、分散投資を心掛けるべきです。

例えば特定のソーシャルレンディング事業者のみに投資をした場合、万が一その事業者が経営不振という自体になると投資元本すべてが毀損してしまいます。
ファンドも同様、単一のファンドに集中投資し、そのファンドの借り手企業が貸し倒れとなった場合、大きな損失を被る可能性があります。

こうした失敗を避けるためには、どんなに利回りが高いファンドや好ましいソーシャルレンディング事業者があったとしても、そこだけに投資するのではなく、複数のファンドや事業者などに投資対象を分けることが不可欠です。

担保があっても安心ではない

日本のソーシャルレンディング市場は不動産案件を中心に成長してきました。そして、不動産案件には担保が設定されているケースが多く見られます。

こうした点から担保付きの案件を選べば、損をすることは無いと思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
たしかに担保が設定されていないファンドに比べれば、投資元本が毀損するリスクは低いでしょう。
しかしながら、以下の点を考慮すると、担保があれば問題は無いという認識は失敗につながることが理解できます。

  • 担保の価値は一定では無い
  • 担保が必ずしも売却できるとは限らない
  • ファンド募集金額の全てに担保が設定されているとは限らない

担保の評価額はファンド募集時点のものです(厳密には担保を評価した時点)。
つまり、担保評価額は可変であるため、売却しようとした時も一定の担保評価額を保てているとは限りません。

また、評価額通りに買い手が購入してくれるという保証もできません。
実際に現金化できない場合は担保としての役割を果たせない場合があることには注意が必要です。

加えて、担保が設定されているファンドでも、募集金額全てに対する担保評価額の担保であるとは限りません。
実際は募集金額の50%分が担保として設定されているなどのケースも考えられます。

当然担保があることは、保全性を高めることにつながります。
しかし、担保を信頼しきってしまうと、失敗の元となるかもしれないため留意しましょう。

ソーシャルレンディング投資で失敗する確率を抑えるには

ソーシャルレンディング投資で失敗する確率を抑える方法は2つ考えられます。

投資を見送っても良い

1つ目は、案件の内容を精査した上で、納得できない部分があれば投資をしないこと。

他の類似のファンドに比べて同等の期間なのに異常に高い利回り等、違和感を感じれば投資する必要はありません。
国内のソーシャルレンディング事業者数は増えてきており、募集されるファンドも多数あります
違和感を感じる案件であれば、投資を見送るのも一考でしょう。あせらず、納得できる投資を行いましょう。

分散投資を行う

ソーシャルレンディングは運営会社によっては1万円からの投資が可能な分散投資に非常に適した金融商品です。

その特性を利用して、なるべく1つの案件・1つの運営会社に資金が集中しないように分散投資を行うことで、資金が大幅に毀損するリスクを減らすことができます。

まとめ

ソーシャルレンディグは日々の相場に左右されないため、安定的な利回りを得やすい金融商品でしょう。
その反面元本保証でない点、期限までは現金化できないという点は、投資家が必ず知っておかなければならない点です。

失敗をしないためにも、分散投資などの投資のコツを学んだ上で堅実なソーシャルレンディング投資を行いましょう。