沖縄県初のソーシャルレンディングサービス、Pocket Funding宮城社長インタビュー

沖縄県初のソーシャルレンディングサービス、Pocket Funding宮城社長インタビュー

沖縄県を中心に金融業や不動産業を営む株式会社財全GROUPのグループ企業、ソーシャルバンクZAIZEN。同社は、「Pocket Funding(ポケットファンディング)」というソーシャルレンディングサービスを新しく開始します。
今回はサービス開始にあたり、クラウドポートニュース編集部が同社の宮城社長に行なったインタビュー内容をお届けします。

ソーシャルレンディングで既存事業とのシナジーを創る

ーーまずは財全GROUPの事業について教えてください。
財全GROUPは不動産やM&A、バイオマス、ファクタリング、ファイナンス事業まで様々な事業を行なっています。
会社設立時はファイナンス事業から始め、今年で創業23年目になります。従業員数は2017年7月現在で総勢37名です。

多岐に亘る事業を展開していますが、それぞれシナジーがあります。今回のソーシャルレンディング事業も、ファイナンス事業における与信審査の経験活用が期待できます。

ーーソーシャルレンディングに参入した経緯を教えてください。
これまで長きに渡りファイナンス事業を行ってきましたが、貸付したいと思った全ての企業に対して貸付を実行できているわけではありません。
貸付の原資が足りず、やむなく融資をあきらめたことも多々あります。
貸付原資の調達は銀行や個人の資金提供者を中心に行ってきましたが、それだけでは十分な金額を集めることができません。

銀行からの資金調達は大きな金額を調達できる反面、融資実行までのスピード感に欠けます。資金需要が発生してから動き出しても、必要な時期に間に合いません。
一方、個人の資金提供者は融通こそ利くものの必要資金のすべてを賄うのは困難です。

ソーシャルレンディングであれば資金調達のスピードも金額感も十分です。
弊社の資金需要に対して最もマッチした調達方法がソーシャルレンディングだと気づき参入を決めました。

沖縄県初のソーシャルレンディング事業者 ソーシャルバンクZAIZEN社長インタビュー1

ーーソーシャルレンディング参入において苦労したことはありますか。
人材確保に苦労しました。
沖縄県の民間金融機関の大手は地銀が3行、信用金庫が1行しかなく、首都圏と比べて人的要件に適う人材自体が希少です。適任者を採用できるまでに2年もの期間を要してしまいました。

目指すのはクラウドファンディングのワンストップサービス

ーーPocket Fundingの特徴を教えてください

Pocket Funding(ポケットファンディング)は投資家様に満足していただけるよう、様々な投資の選択肢を提供できるサービスを目指します。
当初は貸付型のみですが、ゆくゆくは投資型や購入型のファンドも包括的に提供できるクラウドファンディングサービスになりたいと考えています。

また、Pocket Funding(ポケットファンディング)では融資を営業者の資金で先に実行し、後からソーシャルレンディングで集めた資金で先に融資した資金の減少を補い、次の融資に充てていきます。

従来のソーシャルレンディングでは資金が集まってから借り手企業への融資を行うため、投資後に運用されていない期間が発生することがありましたが、当サービスにおいては、資金が遊んでしまう期間を減らすことができます。

Pocket Fundingの特徴

ーーファンドの募集開始はいつごろ、どのような内容を予定しているのでしょうか。
月内には担保付きの不動産ファンドを募集する予定です。期間は12ヶ月、予定利回り(税抜)は5%から7%ほどになる予定です。

ーー今後はどのようなファンドを公開していくのでしょうか。
再生可能エネルギーや国内企業が海外進出をする際の事業性資金といった、多様性に富んだファンドを公開したいと考えております。
事業収益から分配する投資型ファンドも募集する予定です。

ーー投資型ファンドの場合は投資先企業を開示できるのでしょうか。
はい。投資型の場合は、投資先の情報を開示できます。

さらに、投資先の事業収益により利回りを分配するため、場合によっては想定よりも利回りが高くなることも期待できます。
例えば建てた不動産を売却して利益を得るプロジェクトであれば、当初の予想よりも高値で売れた場合に利回りが高くなります。※1

厳格なモニタリング体制

ーーソーシャルバンクZAIZENの募集およびファンドの運営はどのように行うのでしょうか。
弊社では、2社を通して資金募集と貸付を行います。
ソーシャルバンクZAIZENが資金募集を行い、既存事業で融資事業を行っている財全ソリューションが貸付を担います。

ーー借り手企業はどのように探していくのでしょうか。
沖縄県内の場合、これまで営んだ事業によって築いたネットワークや不動産業を営むグループ会社などを通じて案件の開拓を行います。
海外も含めた県外の案件は、専任のパートナーが開拓していきます。

沖縄県初のソーシャルレンディング事業者 ソーシャルバンクZAIZEN社長インタビュー

ーーソーシャルレンディングを行うための社内体制を教えてください。
私以外に4名が従事しており、システム、コンプライアンス、業務、マーケティングに1名ずつ担当者がいます。
システム担当者以外の全員が証券会社で勤務した経験があります。

ーー案件の審査や営業者のモニタリングはどのように行っているのでしょうか。
まずは案件が持ち込まれた段階から「そもそもソーシャルレンディング案件化が可能なのか」を吟味していきます。

可能と判断した場合、審査担当者を中心とし、審査書類だけでなく現地調査まで必ず行います。
案件の価値を正しく判断するためには現地調査が非常に重要です。審査を慎重に行ってきたこともあり、これまでのファイナンス業での貸し倒れ率は比較的低い水準を保っています。

貸付実行はグループ会社である株式会社財全ソリューションが行います。コンプライアンス担当者が3ヶ月に一度、貸付先のモニタリング調査を行います。

沖縄県初のソーシャルレンディング事業者 ソーシャルバンクZAIZEN社長インタビュー

ーー最後に投資家へのメッセージをください

沖縄県は観光地としても人気があり大変活気のある県です。人口自体も日本でトップクラスの増加率を誇っています。※2
さらにインバウンド需要及びインフラ開発需要の高まりとともに、経済成長も期待できます。

Pocket Funding(ポケットファンディング)では、資金需要も旺盛で、成長著しい沖縄県の案件を中心に投資を行えます。
魅力的な案件を様々な形で提供して参りますので、是非ともご期待ください。

沖縄県初のソーシャルレンディング事業者 Pocket Funding宮城社長インタビュー


1)投資先の事業進捗次第で、予定よりも利回りが下回る場合もあります。
2)2015年国勢調査速報