みなさん、クラウドポートの「ソーシャルレンディング会社比較」を活用していますか?

ソーシャルレンディング運営会社は年々増えています。当然、選択肢が増えれば選択が難しなります。そんなとき、各社が業界内でどのような位置づけになっているかを最初に大体理解しておけば効率的に会社を検討することができます。

そこで、今回はクラウドポートを使ってソーシャルレンディングの会社をざっくり比較する方法とその際に特に注目したいポイントを説明します。

ソーシャルレンディング業界の傾向

会社の比較に入る前に、まずざっと目を通しておきたいのがソーシャルレンディング業界の傾向です。

クラウドポートでソーシャルレンディングの会社比較をしよう!

「業界分析」ページは、クラウドポートのホームページの「ソーシャルレンディングについて学ぶ」をクリックして選択します。このあと見ていく会社比較もこのページのトップメニューからアクセスできます。

クラウドポートでソーシャルレンディングの会社比較

こちらが業界分析のページです。このページでは相場を知ることができます。
上の例では、業界の平均利回りが2年前より高い8.49%で最高値と最低値はそれぞれ13%と2%とわかります。

その他、どのくらいの運用期間のファンドが多いのか、どのようなテーマの投資先があるのか、募集が多い会社はどこかなどに関するトレンドをざっくり把握しておくことで、あとから行う会社やファンドの検討がやりやすくなります。

検討したい会社を選ぶ

では「会社比較」のページに移って会社を検討していきましょう。まずクラウドポートのトップメニュー「ソーシャルレンディング会社比較」をクリックして会社比較のページにアクセスします(①)。ここでソーシャルレンディングの会社を一覧できます。

クラウドポートでソーシャルレンディングの会社比較

どの会社から検討するかは、例えば新しい会社から検討したければ「サービス開始日」、募集中件数が多いものから検討したければ「募集中件数」、利回りが高いものから検討したければ「平均利回り」のヘッダーをクリックして並び替えすることで簡単に決めることができます(②)。

検討したい会社があったら会社名をクリックして詳細を確認しましょう(③)。

ちなみに、会社のページの下の方にもありますが、会社のページに行かずにその会社の募集中のファンドを確認したいということであれば「ファンド一覧へ」をクリックして見ることができます(④)。

会社の基本統計を見る

会社のページでは、以下のような「基本統計」があります。いろいろな統計がありますが、特に注目してほしいものを挙げておきます。

クラウドポートでソーシャルレンディングの会社比較

利回り推移

利回り推移にはいくつかのパターンがあります。

新規参入した会社は高めの利回りを提供して登録者を確保しようとする傾向があります。

2年の表示期間で見た際、会社のデータがまだ短く平均より利回りが高い場合はそのような可能性もありますが、もともとハイリターンな案件を扱っていることもあります。その場合、それに伴うリスクをしっかり確認したいところです。

比較的早期に参入した会社に関して最近よく見られるパターンの1つは、上の例のように「最初は高めの利回りを提供していたが、徐々に業界の平均に近い利回りで募集するようになった」というものです。
この場合、利回りが低くなっていても会社の経営は安定してきていると見てもいいかもしれません。

逆に「ずっと低めの利回りを提供していたが、利回りを平均に近づけてきている」というパターンもあります。これは新規参入会社が高い利回りを設定していて競合が増えたことに伴うものです。

そして「利回りがあまり変わっていない」というパターンもあります。これは恐らく投資・投資家ボリュームを増やし、コスト効率が上がるなどの理由があるのではないでしょうか。

このように、利回り推移パターンによって会社の傾向を推し量ることができ、各社の今後の展開を予想することができるのです。

運用期間分布

全体的な運用期間を把握してから会社を検討したい理由は投資戦略が立てやすくなるからです。

例えば「ラダリング」したい場合、最初は運用期間が短いものもあった方がやりやすくなりますし、早期償還の可能性は常にあるとは言え、もしも今後利回りが下がると想定されるのであれば、運用期間が長めのものを選んでおきたいかもしれません。

また、一般的には運用期間が長い方が利回りも高くなるものです。そのため、利回りを見て高いと思っても、単に運用期間が長いだけということがあります。

ただ、そうでないケースも多くありますので、どのような運用期間のファンドが多いのか確認しておきましょう。

応募額と募集額

コンスタントに一定額の募集があって継続して投資できそうな会社なのかということも見ることができますが、それとは別にここで注目したいのは「応募額と募集額の分布がいかに近いか」ということです。

別々のチャートなので比べにくいのですが、ブラウザのタブを2つ使うなどして両者を比べてみると、募集額に対する応募額が大体同じ会社と応募額が募集額より低い会社があるのがわかります。

これは、募集額と応募額が大体同じ会社はきちんと借り手が求める融資額を提供していて、応募額が募集額より低い会社はそうではないということです。

ソーシャルレンディングの会社にとって、顧客は投資家だけではありません。借り手も顧客のため、借り手を満足させられない会社は将来的に借り手を集めるのが難しくなる可能性があります。

関連会社経由で貸し付けをしているにしても、いつも想定の融資額が満たせない状態であれば経営的に問題になるはずです。

なるべく募集額と応募額にあまり開きがない、きちんとした経営をしている会社を選びましょう。

会社の概要を見る

「会社概要」のタブをクリックするとこのような画面に切り替わります。

クラウドポートでソーシャルレンディングの会社比較

サービス開始日や資本金も一応見ておきたいのですが、ここで簡単に頭に入れておきたい情報は、金融商品取引業の主体と貸金業の主体がどの会社になっているか、そしてなんらかの協会に加入しているかです。

金融商品取引業の主体と貸金業の主体

「1.基礎知識:ソーシャルレンディングの仕組みについて理解しよう」でも説明されていますが、ソーシャルレンディングでは募集取り扱いを行うのは金融商品取引業者で、お金を貸し出すのは貸金業者です。

現在見られるパターンの参考は以下の通りです。

  • 自社が金融商品取引業者であり貸金業者
  • 自社が貸金業者で関連会社が金融商品取引業者
  • 自社は貸金業者で金融商品取引業は委託
  • 自社が金融商品取引業者、貸金業ライセンスは海外での貸し付けなので不要
  • 金融商品取引業は委託、貸金業のライセンスは関連会社への貸し付けなので不要
  • 不動産特定共同事業法にもとづいており、金融商品取引業・貸金業のライセンスは不要

例えば上のLCレンディングの例ではmaneoマーケット株式会社が金融商品取引業を行いLCレンディングが貸金業を行っているので3に当てはまります。
このような構造的なことを知っておくと、会社を検討するときにどこに注目すればいいのか分かります。

例えば、1~3の自社が貸金業者の場合、貸金業者としてその会社はどうかという評価をすべきですし、5のような関連会社に貸し付けているケースでは、関連会社がどのような事業をしていてどのような実績があるのかで評価すべき、となります。

加入協会

一般社団法人第二種金融商品取引業協会と日本貸金業協会はそれぞれ金融商品取引業と貸金業の自主規制機関です。

加入は任意のため、加入していない会社はよくないというわけではありませんが、加入しているということは金融商品取引法や貸金業法だけでなくそれぞれの協会のガイドラインにも準拠した経営を行っているという目安になります。

また、投資家としては、協会員である会社となんらかの問題が発生した場合には協会に相談することや協会を通して苦情を申し立てることが可能になりますので、そういう意味でも自主規制機関に加入している会社の方がしていない会社より安心できます。

まとめ

あまりたくさん会社があると、つい利回りや口コミだけで安易に投資先の会社を決めてしまうことがあるかもしれません。でもこのように各社が業界でどのような位置にいるのかを大まかに理解すれば比較がぐっと楽になりますので、ぜひクラウドポートの会社比較を活用してみてください。

執筆者紹介

今村咲

過去に米国に25年住んでおり、現在はフリーランスの翻訳業を行う傍ら、米国株とソーシャルレンディングを行う投資家。 自身のブログ、「経済的自由のススメ」では、ソーシャルレンディングをはじめとした経済的自由を得るための知見について筆を執っている。