貸出実績 業界No.2のSBIソーシャルレンディング5年間の軌跡をまとめました

貸出実績 業界No.2のSBIソーシャルレンディング5年間の軌跡をまとめました

こんにちは。中田健介です。
今回は貸出実績業界No.2のSBIソーシャルレンディングについてご紹介します。

SBIソーシャルレンディングの実績

まずはSBIソーシャルレンディングがスタートしてから、約5年間でどれくらいの実績を上げてきたのかを紹介します。

貸出金額の実績

2015年貸出金額実績は49.1億円で、シェアは16.5%(業界2位)です。

返済実績

2016年12月現在、証券担保ローンファンド、不動産担保ローン事業者ファンド、オーダーメイド型ローンファンドとも返済遅延・貸し倒れは発生していません。

貸出実績 業界No.2のSBIソーシャルレンディング5年間の軌跡をまとめました
図:SBIソーシャルレンディング 証券担保ローンファンド運用状況
貸出実績 業界No.2のSBIソーシャルレンディング5年間の軌跡をまとめました
図:SBIソーシャルレンディング 不動産担保ローン事業者ファンド運用状況
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図:SBIソーシャルレンディング オーダーメイド型ファンド運用状況

各ファンドで返済遅延・貸し倒れもなく運営されているSBIソーシャルレンディング。サービス開始からの約5年間について、その経緯をまとめました。

SBIソーシャルレンディングの歩み

maneo、AQUSHに続き、2011年4月にサービスを開始したSBIソーシャルレンディング。

SBIソーシャルレンディング株式会社は、東証一部上場企業であるSBIグループの100%子会社です。ほとんどがベンチャー企業である日本のソーシャルレンディング業界において、SBIソーシャルレンディングは最も安定した資本構成を持つ企業と言って良いでしょう。

SBIソーシャルレンディング代表の織田貴行氏は、外国為替保証金取引業務を手掛けていたSBIフューチャーズ社(現在はSBI証券と合併)の代表などを務めた経歴の持ち主です。

サービス立ち上げ当初の構想では、アメリカのプロスパー社と合弁を予定していましたが、日米の法規制などが異なり、合弁のメリットがあまりなかったため、独自でサービスを開始することにしたとのことです。

個人向け無担保ローンの撤退

サービス開始当初は個人向け無担保ローンである「SBISLフリーローンファンド」および「SBISL借換ローンファンド」を提供していました。これらのファンドは利回り6%ほどで貸出期間は2~3年と、条件は決して悪くはありませんでした。

しかし、審査や回収の体制に課題があり、返済遅延率が10%を超え、2012年には募集を中止。個人向け融資がうまくいかずに撤退した経緯があります。

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図:SBIソーシャルレンディング 個人向け無担保ローンサービスの運用状況

証券・不動産担保ローンへのサービス転換

そして個人向け無担保ローンに代わり、2012年には「証券担保ローンファンド」を開始しました。これは、グループ会社であるSBI証券に株式を保有している個人向けに株式を担保に行う貸付ファンドです。このサービスは利回りは2%と比較的低いのですが、担保付きのため安全性が高いと言えます。

同じく2012年には「不動産担保ローン事業者ファンド」も開始しました。不動産事業者向けのファンドで、文字通り不動産担保が必ず付いています。予定利回りは2.8%~4.3%です。

また、不定期で「オーダーメイド型ローン」も募集しています。不動産事業者など大口の借り手からの依頼があったとき、個別に数億円程度のファンドを募集しています。毎年数件(2016年は11件)の募集があります。予定利回りはファンドにより異なりますが、4~7%ほどです。1件で9億円以上もの大規模なファンドが募集されたこともあります。

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図:SBIソーシャルレンディング オーダーメイド型ローンの募集実績

なお、現在では不動産担保ローン事業者ファンド・オーダーメイド型ローンが主力商品となっています。(証券担保ローンファンドは2017年9月29日に募集が終了されることが決まっています)

SBIソーシャルレンディングの特徴

SBIソーシャルレンディングは他社と比較してやや利回りの低い商品が多く地味な印象がありますが、SBIグループの信用力を背景に着実に貸出金額を伸ばしています。

何といっても、1件9億円ものファンドを数日のうちに全額集められるのはSBIソーシャルレンディングならではです。2015年の貸出額は49.1億円で、maneoに次いで国内第2位の規模です。

融資先

融資先はファンドにより異なります。

  • 証券担保ローンファンド:SBI証券に口座を持ち、株式を預託している個人
  • 不動産担保ローン事業者ファンド:不動産を担保とした貸付事業を行っている企業
  • オーダーメイド型ローンファンド:不動産の売買等を行うことを主たる事業とする事業者

利回り

各ファンドの予定利回りは以下のとおりです。

  • 証券担保ローンファンド:2.0%
  • 不動産担保ローン事業者ファンド:2.8%~4.3%
  • オーダーメイド型ローンファンド:4.0%~7.0%

まとめ

SBIソーシャルレンディングは個人無担保ローンでの経験を経て、事業性ローンを中心にソーシャルレンディング業界No.2まで成長してきました。
これまでのSBIソーシャルレンディングの実績やソーシャルレンディング市場自体も成長していることから、SBIソーシャルレンディングもさらに成長していく可能性が高いでしょう。