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株で資産運用する方法と知っておきたいポイントを解説
株で資産運用する方法と知っておきたいポイントを解説

株で資産運用する方法と知っておきたいポイントを解説

資産運用の中でも株式投資は一般的にも知られている投資方法です。しかし、実際に株式投資を始めようと思っても、具体的にどのようにして資産運用するかはわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は資産運用として株式投資をするメリットやリスク、その他に知っておきたいポイントや始め方などを網羅的に解説します。

株式投資で資産運用する理由

株式投資で資産運用する理由はさまざまあります。株式投資の目的や目標も個人によって違いますが、今回はよくあるであろう3つの理由を紹介します。

大きなリターン

株式投資が注目されている理由は銀行預金などの資産運用よりも、大きいリターンが期待できるからです。株価の差を利用して売買することにより、利回り10%以上、場合によっては数十倍のリターンを得られることがあります。

例えば2005年のAppleを例に取ってみましょう。2005年4月当時のAppleの株価は約5ドルです。2012年8月には約95ドルの株価を記録し、2017年8月31日で164ドルの株価になりました。※1

仮に2005年にAppleの株を購入し、現在も持っていた場合、価値は約32倍になります。10万円投資していたら320万円となり、大きなリターンになっているといえるでしょう。

また株式投資の1つであるIPO(新規公開株)にも注目するといいでしょう。

具体的には上場前に売り出される企業の株式を購入して、上場した日に売ることです。上場前に付く株価(公開価格)と上場後にすぐ付く株価(初値)の差で、リターンを出す投資方法で、2015年のIPO投資の勝率は約90%です。※2

IPO投資は抽選になるため、限られた人しかできない投資ですが、勝率も高いため、株式投資で資産運用する際にはIPOする企業を常に確認しておくとよいでしょう。

配当金や株主優待

株式投資のリターンは株式の売買以外にもあります。それが配当金や株主優待です。

配当金とは、1株あたりに決められた金額を投資家に還元する仕組みです。仮に1株1円の配当金が設定された場合、1,000株持っている投資家は年に1回、配当金として1,000円を受け取れます。

配当金を受け取れる回数は年に1回のところもあれば、2回や4回といった企業もあります。配当金目当てで株式投資する場合は事前に確認するようにしましょう。

株主優待とは、一定の株数を保有することでモノ・サービスが受け取れる仕組みです。配当金は金銭ですが、株主優待は金銭以外となります。

具体例としては、株式会社松屋フーズの株を100株以上保有していると、一律で10枚以上の食事券を受け取ることができます。これは1枚で該当するメニューを1食タダで食べることができる食事券となっています。※3

優待を賢く使うことで節約にもなるため、さらに余裕資金を作ることもできるでしょう。

将来への不安

新聞やニュースでたびたび話題に挙がりますが、収入がなかなか上がらない、年金制度が崩壊するのではないかなどの理由で、将来の生活に不安を覚えている方も多いのではないでしょうか。

身近な資産運用として預金がありますが、現在は低金利時代と呼ばれるように、通常預金で0.001%程度です。仮に1億円を預金したとしても利息は1,000円です。これでは、資産を増やすのは難しいといえるでしょう。

預金以外でも、今までの働き方では老後生活に必要なお金を確保するのが難しくなってきていることから、資産運用をすることで、別の収入を得ることが必要になっているのです。

株式投資は少額で可能

株式投資=多額の金額が必要、というイメージがあるかもしれませんが、実際には小額で株式投資することが可能です。以下で具体的な方法について紹介します。

るいとうや低位株で少額の株式投資

るいとうと(株式累積投資)は毎月定額で株式を積み立てて購入する投資方法です。通常の株式投資は1単元と呼ばれる単位で株を購入することになります。1単元は10株や100株を表す単位で、企業によって1単元あたりの株数は異なります。

仮に株価1万円で1単元100株の企業の株を購入しようとすると、最低100万円が必要です。るいとうは1単元の単位ではなく、自分自身が決める金額(最低1万円〜)に応じて株式投資をすることができます。

また低位株にも注目すると、より幅広い投資ができるでしょう。

低位株とは上場されている企業の株価の中でも低い株価で取引されているものを指します。低位株に具体的な定義はありませんが、1株あたり数百円であれば低位株と見ていいでしょう。

低位株は1株あたりの値段が低いため、少額で株式投資が可能なことから、低リスクで株式投資をスタートできます。この低位株の株式投資で経験を積んでから、より株価の高い株式投資をしていくといった方法もあるでしょう。

株式だけの投資信託へ少額投資

株式投資を始めようと思っても、やはり相応の事前知識や日々のニュースチェックなどハードルは高いといえるでしょう。そこで株式だけの投資信託を購入するという方法もあります。

投資信託は投資家のお金を集めて、プロのファンドマネージャーがそれを運用していきながら、投資家に成果を分配する金融商品です。投資家に運用の知識がなくても、ファンドマネージャーが運用するため一定の成績が期待できるといえます。

投資信託にはさまざまな種類があり、債券のみで運用するものもあれば、株式のみで運用するものもあります。詳しくは各投資信託の交付目論見書の資産構成を確認してください。

投資信託は1口1万円程度であったり、積立投資であれば数百円でスタートできる証券会社もあることから、少額投資に向いている方法の1つといえるでしょう。ただし、プロのファンドマネージャーでも損失を出してしまう可能性はあるため、リスクを理解しておきましょう。

※交付目論見書とは・・・投資信託が運用している銘柄構成や各手数料などの詳細が記載されている説明書。

株式投資のリスク

株式投資に大きなリターンの可能性があるということは、同じく大きなリスクもあるということです。

投資した金額(元本)から大きな損失を出してしまうことはもちろん、株式投資先の企業が上場廃止・倒産、時間的・精神的負担なども予め理解しておく必要があります。以下で詳しく紹介します。

元本割れ

元本割れはどの資産運用でも想定されるリスクの1つです。株式投資の場合、例えば1株100円の株を100株購入したとします。1万円かかったことになりますが、3カ月後に1株90円になった場合、100株の価値は9,000円になります。

投資した金額(元本)よりも現在の価値が下がっている状態では、元本割れしてしまっているといえます。また株式投資は他の資産運用と比較すると、資産価値の変動幅も大きいため、元本割れのリスクは大きいといえるでしょう。

上場廃止・倒産リスク

株式投資は証券取引所に上場している企業の株を売買するため、上場廃止になった場合は、自由に株を売買することができなくなるリスクがあります。

また経営難や債務超過などで企業が倒産するといったことも想定されることでしょう。倒産した場合、株の価値がなくなる恐れがあります。

ここのような事態を避けるためには、日々投資する企業の情報を調査して、安定・成長した経営ができているかどうかを事前に把握しておきましょう。

時間的・精神的な負担がかかる

元本割れや上場廃止・倒産リスクなどを回避するため、さまざまな情報を入手するようになります。

しかし、情報を調べて理解するといった作業は必然的に時間をかけることになります。株式投資は、購入した後はほったらかしでOKというイメージがある場合、思ったよりも時間がかかることを念頭に入れておきましょう。

また、精神的な負担も見逃すことはできません。特に大きな金額を投資をした場合、もし倒産したら……株価が暴落するかも……というマイナスのイメージが仕事中に影響を与えてしまうこともあるでしょう。

精神的な負担を軽減する主な方法としては、余裕資金で資産運用に取り組むことが挙げられます。生活に関わるほどの金額で投資するよりもプレッシャーが少なく済みます。

資産運用の初心者であれば投資に慣れることから始めるようにして、無理のない範囲での資産運用を心掛けましょう。

株式投資で資産運用するポイント

株式投資の具体的な運用ポイントを抑えておくことで、失敗のリスクを軽減することは可能です。今回は主に5つのポイントを紹介します。

分散投資

分散投資とは、全ての投資資金を1つの金融商品だけに集中して投資するのではなく、複数の金融商品に分けて投資する方法です。

例えばA社のみの株を購入した場合、仮にA社がなにかのキッカケで倒産もしくは株価の暴落が起こると大きな損失を出すことになります。絶対に安定している企業は存在しないため、暴落しない保証はどこにもありません。

株式投資の分散投資は、例えば国内企業だけでなく、海外企業の株式投資にする。自動車関連企業だけでなく、石油関連企業の株式投資にする。など国や業種で分散することが可能です。

この分散投資によって、国内企業が軒並み株価が下落したタイミングで、海外企業が好調に株価を上昇させていれば、合計の損益はマイナスにならない可能性もあります。集中投資するよりも分散投資するほうがリスクを避けられる可能性は高いため、必ず分散投資できているかどうかを確認しましょう。

長期投資で損失を減らす

短期的に大きなリターンを得ることは難しく、それに応じてリスクも大きいです。特に初心者の場合は、無理に短期間でリターンを求めずに長期投資を意識することが重要です。

長期投資を意識する主な理由として複利があります。複利とは最初の元本に、元本を運用して得た利益を足すことで、次の一定期間に得られる利益を増やせる方法です。

例えば元本50万円、年利3%で資産運用できたとする場合、単利(利益を足さずそのまま運用)と比較すると以下のようになります。

経過年数 単利(単位:円) 複利(単位:円) 差額(単位:円)
1 515,000 515,000 0
2 530,000 530,450 450
3 545,000 546,364 1,364
4 560,000 562,754 2,754
5 575,000 579,637 4,637
6 590,000 597,026 7,026
7 605,000 614,937 9,937
8 620,000 633,385 13,385
9 635,000 652,387 17,387
10 650,000 671,958 21,958

※4

今回は10年間のシミュレーションでしたが、これがより大きな金額で20年、30年になると単利と複利の差もより大きくなります。この複利を活かすためにも、長期投資を意識するようにしましょう。

また、株式投資する株が配当金を出しているかどうかも合わせて確認するようにしましょう。例えば仮に少しくらいの株価の下落であれば、得られる配当金で損失をカバーすることも可能です。下落が続いてしまうと、損益合計でも損失となる可能性が高いため、十分注意しましょう。

損切りのルールを決める

損切りとは購入した時点の株価を下回り、ある一定の株価になった場合、その株を売却して損失額を確定することです。
例えば、購入した時の株価よりも5%下がったら売るというルールを作ったとします。この場合、1株100円の株が95円になったら売るようにしましょう。

損切りの基準は自分自身の目標や購入した株でそれぞれ異なるため、一概に何%といった基準はありません。

しかし、これを設定せずに下落した株価を保有し続けた場合、株を売るに売れない状況になります。これを塩漬けと呼び、また株価が上がるだろうという期待を持ち続ける間にも、さらに株価は下落して損失を拡大してしまうというリスクを負うことになります。

損切りルールを守ることはより効率的な資産運用にもつながるため、株式投資する際には必ず設定しておきましょう。

財務諸表の確認

上場企業の場合、財務諸表を開示する義務があるため、賃借対照表や損益計算書が公開されています。この財務諸表を見て、企業がどういう経営状態を把握して、投資する際の判断材料にします。

投資する目的にもよりますが、長期投資を考えている場合は1年だけの財務情報を確認するのではなく、数年分の確認をすることで経営の安定・成長度合いを見ることができるでしょう。

投資資金の確保

投資資金がなければ投資をすることはできません。どのように確保するのかは個人差がありますが、わかりやすい方法として節約があります。

例えば毎月交際費に3万円使っているのであれば2万円までに抑えて、余った1万円を投資資金に割り当てるなどするといいでしょう。もしくは保険やローンの見直しをすることで、投資資金に回せる可能性もあります。

節約が難しい場合は副業をするのもいいでしょう。例えば家に余っているCDや服などをオークションに出すことも1つの副業ともいえるかもしれません。

投資資金の確保は、個人のライフスタイルでやり方も違ってきますが、必要な金額を確保するためにも意識して行うようにしましょう。

株式投資の始め方を解説

事前に知識を学び、いざ株式投資を始めようとするなら、投資用の口座開設をしておく必要があります。今回は株式投資するまでの流れを簡単に紹介します。

口座開設

口座開設はさまざまな金融機関で行うことができますが、ネット証券ならWebサイトで簡単に口座開設することが可能です。証券会社により順序や必要事項が違いますが、主な流れとしては以下のとおりです。

  • ネット証券会社のWebサイトにアクセスする
  • 口座開設手続きページから申込
  • 個人情報などの入力を行う
  • 身分証明書、マイナンバーをアップロード(場合によってはコピーを郵送)
  • ネット証券会社から口座開設するための必要書類が郵送されてくるため、書面に従う
  • 数日後に口座開設完了の連絡が来るので、取引開始可能に

口座開設には数週間かかる場合があるので、株式投資をすぐに行いたい場合は早めに対応をするようにしましょう。

銘柄を選ぶ

口座開設をしたら、Webサイトにアクセス、ログインをして投資したい銘柄を選びます。

多くの場合、株価や配当金などの情報が企業ごとに掲載されているため、その情報を元に銘柄を選んでみましょう。

最初は知らない企業よりも、すでに知っている企業の情報を見たほうが情報収集が早いでしょう。事前に得た知識をもとに、その企業の株価の推移や配当金、財務諸表などを分析していきましょう。

売買注文

投資した銘柄を選んだら売買注文をします。投資資金や他の投資先との兼ね合いも必要になるため、最初は慎重に注文したほうがよいでしょう。

また注文方法は主に指値注文、成行注文の2つがあります。指値注文とはいつまでに何株をいくらで、というを指定しますが、成行注文は株価を決めずに、売買する株数だけを決めます。

この2つにもそれぞれ特徴があり、一概にどちらがよいというものではありませんが、最初のうちは金額を指定できる指値注文から始めてみたほうがよいでしょう。

まとめ

資産運用で株式投資を選ぶなら、そのリスクや特徴を先に理解しておくことが重要となります。大きなリスクを避けるための分散投資や損切りルールなど事前に確認する習慣をつけておくとよいでしょう。

少額から株式投資を始めることもできるため、ある程度知識を付けたら実践で学ぶことも1つの方法です。今回紹介した内容をもとに、資産運用としての株式投資を検討してみてはいかがでしょうか。


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