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レバレッジ型ETFの投資で知っておくべき特徴やリスクをまとめました
レバレッジ型ETFの投資で知っておくべき特徴やリスクをまとめました

レバレッジ型ETFの投資で知っておくべき特徴やリスクをまとめました

日経平均株価などの指数に連動し短期間で高いリターンが得られる金融商品として「レバレッジ型ETF」の注目が近年徐々に高まっています。

今回はこのレバレッジ型ETFの基礎知識や特徴を解説します。

レバレッジ型ETFとは?

レバレッジ型ETFとは、東証1部に上場する225銘柄の平均的な値動きを示した「日経平均株価」、東証全銘柄の値動きを示す「TOPIX」などの指数の変動率に対し、2倍の値動きを示した指数に連動する上場投資信託です。

日本株を対象としたレバレッジ型ETFの指数は、日本経済新聞社が開発した日経平均株価の変動率に対して2倍の値動きをする「日経平均レバレッジ・インデックス」やTOPIXの変動率に対して2倍の値動きをする「TOPIXレバレッジ(2倍)指数」などがあります。

※レバレッジとは・・・レバレッジは主にFXなどで用いられている用語の1つ。少ない資金で何倍もの取引が可能になることを指す。

レバレッジ型ETFの3つの特徴

変動が2倍

日経平均レバレッジ・インデックスに連動するレバレッジ型ETFを購入した場合、日経平均株価が値上がりすると、その変動率の2倍のリターンが得られます。

この2倍の変動がレバレッジ型ETFの特徴で、例えば1日の日経平均株価の変動率が2%だった場合、その日の変動率は4%となります。

取引時間帯で何度も売買が可能

レバレッジ型ETFは、わずかな値動きでも価格が大きく変動する特徴があります。

一般的のETFでも取引時間帯で何度も取引は可能ですが、変動がわずかであれば、得られるリターンもわずかとなります。一方で、レバレッジ型ETFは変動率が2倍となるため、取引時間中に高頻度で取引する場合に適しているといえるでしょう。

株価の値動きを常にチェックしておくことで、適切なタイミングで積極的な売買を行うことがリターンを得るポイントです。

指数に連動するため銘柄選びの手間が省ける

指数に連動する一般的なETFも同様ですが、レバレッジ型ETFも指数に連動することから、自分自身での銘柄選びが不要になり、選定する手間が省けます。

そのため日経平均株価に連動するレバレッジ型ETFに投資する場合は、日経平均株価の動向を予想しておくだけでも取引が可能です。

レバレッジ型ETFのリスク

レバレッジ型ETFは短期間で高いリターンを得ることも可能ですが、その反面リスクも大きくなります。レバレッジ型ETFを取引するには、あらかじめ以下の3つのリスクを把握して必要があります。

価格が下落したときの損失額が2倍となる

例えば日経平均レバレッジ・インデックスに連動したレバレッジ型ETFを購入した場合、日経平均株価が4%下落した場合、発生する損失はその2倍である8%マイナスとなります。

そのため、常に株価の動向をチェックしておくことや購入前に損切りラインをあらかじめ決めておくことが損失の拡大を防ぐポイントです。

ちなみに価格が下落すると予想した場合は、2倍の値動きをするレバレッジ型ETFではなく、インバース型ETFと呼ばれるETFを購入するのもよいでしょう。

インバース型ETFは価格が下落すると逆にETFの価格が上昇するようになっており、レバレッジ型ETFとは違った特徴を持ちます。

長期投資では価格が乖離する可能性

レバレッジ型ETFは2倍の価格で変動しますが、2日以上ETFを保有していると少しずつ指数と価格にズレが生じてしまい、リターンの減少、もしくは損失が発生する可能性があります。

例えば日経平均株価を指数にしているETFを1,000円で購入して、翌日に10%上昇して1,100円、3日目に20%下落して880円、4日目に15%上昇して1,012円、と推移した場合を考えてみます。

レバレッジ型ETFの場合、翌日は日経平均株価の変動率10%の2倍である20%プラスに推移し、200円のリターンが得られます。その後、3日目以降は40%下落して価格は720円、4日目は30%上昇して価格が936円になります。

2倍の変動によって、1,000円で購入したレバレッジ型ETFは元本割れになってしまいました。あくまで一例ですが、これが長期間になるほど指数と価格のズレが大きくなる可能性もあるので注意しましょう。

信託報酬が発生する

レバレッジ型ETFも通常のETFと同様に、運用会社に委託することになるため信託報酬と呼ばれる手数料が発生します。

ただETFは指数に連動しており、調査にかかわる手間やコストが省けることから信託報酬は安く設定されていますが、少しでもリターンを高くしたい場合、信託報酬が低いレバレッジ型ETFを選択することが重要です。

分配金に期待できない

レバレッジ型ETFは分配方針として年に1回分配を行うことを定めていますが、分配金が支払われた実績がほとんどないため、分配金の支払いは期待できないといえます。

例えば「楽天 ETF-日経レバレッジ指数連動型」の交付目論見書を確認すると、毎年3月15日に決算を行い、「決算時に、配当等収益から諸経費および信託報酬等を控除した後の全額について分配することを原則とします。」との記載がされています。

しかしながら、決算書を確認してみると、平成28年3月期と平成29年3月期の分配金は0円となっており、分配金の支払い実績がないことがわかります。※1

※交付目論見書とは・・・信託報酬などの手数料や過去の運用成績、構成銘柄など投資する際に必要な情報が網羅されている説明書

NISAではなく特定口座もしくは一般口座で取引をする

レバレッジ型ETFの投資を考える場合、価格が乖離する可能性が高いことから、高頻度で売買することが多いでしょう。そのため、レバレッジ型ETFの売買は特定口座もしくは一般口座を利用するとよいでしょう。

NISA(少額投資非課税制度)は年間120万円の投資枠で得られる売却益や分配金などが非課税となるメリットもありますが、高頻度で売買を行うとすぐに投資枠を使い切ってしまうことになります。

ただ特定口座もしくは一般口座を利用する場合、売却時に得られたリターンに対して、所得税と住民税を合わせて約20%程度課税されます。また特定口座(源泉徴収なし)と一般口座では、毎年自分自身で確定申告を行う必要があることも合わせて留意しておきましょう。

レバレッジ型ETFの代表的な銘柄

上場インデックスファンド日経レバレッジ

上場インデックスファンド日経レバレッジは、日経平均株価の2倍の変動率で推移する「日経平均レバレッジ・インデックス指数」に連動して値動きするレバレッジ型ETFです。

運用は日興アセットマネジメントが行っており、信託報酬は0.594%で、購入単位は1,000口以上で購入可能です。決算は毎年7月10日に行われます。※2

野村アセットマネジメントが運用している、同じく「日経平均レバレッジ・インデックス指数」に連動したレバレッジ型ETF「NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」の信託報酬0.864%と比べると、コストを抑えて取引ができるのが特徴です。

ダイワ上場投信 TOPIXレバレッジ

ダイワ上場投信 TOPIXレバレッジは、東京証券取引所全銘柄を対象とする株価指数「TOPIX」の2倍の変動率で推移する「TOPIXレバレッジ(2倍)指数」に連動するレバレッジ型ETFです。

運用は大和証券投資信託委託が行っており、信託報酬は0.81%で、購入単位は1万口以上1口単位で購入できます。決算は毎年1月10日に行われます。※3

ダイワ上場投信-JPX日経400レバレッジ

ダイワ上場投信-JPX日経400レバレッジは、日本取引所(JPX)と日本経済新聞社が共同で開発されました。

利益率や資本効率、ガバナンス体制を考慮した400銘柄を選定、それらから算出した指数「JPX日経インデックス400」の変動率の2倍で推移する「JPX日経400レバレッジ・インデックス」に連動するレバレッジ型ETFです。

運用は大和証券投資信託委託が行っており、信託報酬は0.81%、1万口以上1口単位で購入できます。決算は毎年1月10日に行われます。※4

レバレッジ型ETFの投資に向いている方

短期間で効率的に取引したい方

レバレッジ型ETFは短期間で投資したい人に向いているといえます。1分から最大1日の期間で効率的に取引できる金融商品を探している方が利用しているようです。

またレバレッジが2倍となっているため、価格の上昇幅も2倍という特徴から、大きなリターンが得られる可能性もあり、効率的な取引も期待できる可能性があると言えるでしょう。

常に株価やニュースのチェックが可能な方

取引期間中は常に株価やニュースのチェックができる方に向いていると言えます。
レバレッジ2倍となっており、上昇するリターンが大きくなる反面、下落すると損失も大きくなることから、適切なタイミングで売買を見極めるためにも、常に株価やニュースのチェックは欠かせません。

まとめ

レバレッジ型ETFの特徴やリスクをまとめました。通常のETFとは異なった事が多いため、リターンとリスクはもちろん、分配金や使用する口座などを再確認しておきましょう。


※1:楽天 ETF-日経レバレッジ指数連動型
※2:上場インデックス日経レバレッジ指数『愛称:上場日経2倍』
※3:ダイワ上場投信
※4:ダイワ上場投信-JPX日経400レバレッジ・インデックス

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