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ETFの魅力とは?基礎知識からメリット・デメリットや種類、仕組みを徹底解説
ETF(上場投資信託)とは?仕組みやメリット、注意点を紹介!

ETFの魅力とは?基礎知識からメリット・デメリットや種類、仕組みを徹底解説

ETF(上場投資信託)は信託報酬や配当金など、通常の投資信託と異なる点がいくつかあります。

この違いを理解しておくことで、他の金融商品と組み合わせた資産運用もしやすくなるでしょう。

今回はETFの特徴やメリット・デメリットなど基本的な仕組みについて解説します。

ETFとは

ETFの魅力とは?基礎知識からメリット・デメリットや種類、仕組みを徹底解説

ETF(正式名称:Exchange Traded Fund)は、取引所に上場している投資信託を指します。

投資信託は株式や債券など複数の金融商品を1つにまとめて運用しており、販売会社(証券会社や銀行)を通じて購入可能ですが、ETFは取引所に上場しているため、どの証券会社でも購入可能でリアルタイムに価格が変動します。

また投資信託のインデックスファンドと同じように、ある特定のインデックス(指数)に連動するため、運用会社などへの手数料である信託報酬は通常の投資信託と比較すると低い傾向にあります。
以下でその他の特徴も含めて解説します。

ETFの特徴と仕組み

ETFの魅力とは?基礎知識からメリット・デメリットや種類、仕組みを徹底解説

いつでも売買が可能

投資信託の場合、1日に1回購入・売却できるタイミングが決まっています。そのため、取引時間を過ぎた時間帯に売却した場合、翌営業日の基準価額が想定より下がっていても、その売却を取り消せません。

ETFは市場が開いている時間(平日9時〜15時)であればいつでも購入・売却することができ、リアルタイムの市場価格が反映されます。

信託報酬が比較的低い

ETFは特定のインデックス(指数)に連動するように価格が推移します。国内ETFのインデックスには日経平均株価や東証株価指数であるTOPIXなどが設定されているものがあります。

アクティブ型の投資信託と異なり、ETFはベンチマークしているインデックスに連動するよう運用されているため、銘柄選定や運用する際の人件費などのコストを削減することができ、信託報酬を低く設定することが可能となっています。

また、ETFは証券会社を通じて市場で売買するため販売会社を必要とせず、その分の信託報酬がないといったことで手数料が低くなる傾向にあります。

※アクティブ型とは・・・ベンチマークしているインデックス以上の運用成績を目指す投資信託。

比較的小額から投資が可能

株式投資をする場合は、単元株制度があるため、100株などまとまった株数を購入しなければなりません。
例えばある企業の株を購入しようと考えた場合、売買単位が100株で、1株あたり1万円だとすると100万円の投資資金(元本)が必要になります。

このような株式投資と比較すると、ETFは少額から投資が可能といえます。例えばiシェアーズ TOPIX ETFの場合、売買単位が1株からのため、1,788円から投資することができます。※1(2017年10月30日時点)

株式投資でも少額から投資が可能なるいとう(株式累積投資)やミニ株・単元未満株がありますが、各証券会社によって対応が異なっているため、注意が必要です。

ETFの種類

ETFはさまざまな種類があります。

国内ETF 海外ETF
株式(指数) TOPIX、日経平均株価など S&P500(米国)、MSCI-KOKUSAIインデックスなど
REIT(指数) 東証REIT指数など FTSE EPRA/NAREIT 先進国(除く米国)不動産インデックスなど
コモディティ 金、銀、プラチナなど
レバレッジ(ブル)型 日経平均 ブル2倍 上場投信など Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETFなど
インバース(ベア)型 TOPIX ベア 上場投信など Direxion デイリー米国金融株ベア3倍 ETFなど

※マネーの手帳調べ

地域別には国内ETFと海外ETFの大きく2つに分類されます。海外ETFの中には米国ETFや中国ETFなどがあります。

その他には、株式やREITの指数をベンチマークにするETFなどがあります。

ETFに興味がある場合は、そのETFがどの指数をベンチマークにしているか、またどの地域が対象にされているかなどを確認しましょう。

国内ETFと海外ETFの比較

ETFの魅力とは?基礎知識からメリット・デメリットや種類、仕組みを徹底解説

手数料

国内ETFと海外ETFは、株式の売買と同様の手数料がかかります。
国内ETFであれば、国内株式でかかる売買手数料。海外ETFの場合は、アメリカETFならアメリカ株式の売買手数料、中国ETFなら中国株式の売買手数料がそれぞれかかることになります。

例えばSBI証券の国内株式・国内ETFにかかる手数料の場合、10万円までの1つの注文あたり税込150円、100万円までなら税込525円などとなっています。※6

アメリカ株式・アメリカETFにかかる手数料は、約定代金の税込0.486%、上限手数料は税込21.6%となっており、国内よりも海外のほうが手数料が高くなっています。

為替リスク

海外ETFを購入する場合は、基本的に外貨決済となるため、円から外貨にする際に為替レートの影響を受けます。
国内ETFであれば、為替を気にせずに投資をすることができますが、海外の金融商品を購入する際には必ずつきまとうものです。

円安や円高の局面を考慮しつつ、元本を下回ることがないようにタイミングには十分注意してください。

ETF、株式、投資信託の違い

ETFの特徴について解説してきましたが、株式と通常の投資信託と比較してみてみましょう。

ETF 株式 投資信託
取引タイミング 証券取引所が開いている時間帯であればいつでも可能 ETFと同様 金融機関や販売会社によって異なる
取引価格 リアルタイムの市場価格 リアルタイムの市場価格 1日1回算出される基準価額に基づく
手数料(信託報酬など) 信託報酬、売買手数料 売買手数料 信託報酬、購入手数料、信託財産留保額など
購入できる場所 証券会社 証券会社 販売会社(証券会社や銀行など)

ETFは上場しているため、取引タイミングや取引価格は株式と同じ特徴を持っています。またETFは投資信託のため、株式では負担がないはずの信託報酬がかかるのに注意が必要です。

ETFのメリット

ETFの魅力とは?基礎知識からメリット・デメリットや種類、仕組みを徹底解説

メリット1:低コスト運用

ETFの特徴として信託報酬が低いことを挙げましたが、他にかかる手数料として、ETFを購入・売却時する時に発生する売買手数料があります。
投資信託の購入時にかかる買付手数料、解約する際の信託財産留保額に該当します。

投資信託はノーロード(買付手数料無料)のものが数多く登場しており、投資信託にかかる手数料も低く見えますが、売買手数料がかかるタイミングはそう多くありません。

売買手数料も考慮することはもちろんですが、信託報酬は毎日手数料としてかかっているため、このコストをできる限り低くすることで合計のコストを抑えることができます。

そのためETFの信託報酬が低いことはメリットといえるでしょう。

メリット2:手間があまりかからない

複数企業の業績を見て数多くの株に投資する株式投資や、細かい売買を繰り返して為替差益を出していくFXのような投資とETFを比較すると、手間はあまりかからないといえます。

ETFは、一般的に長期投資・長期保有のため、数多く売買をする必要はないのです。損切りのルールなどを決めておけば、あまり時間をかけずに済むでしょう。

メリット3:成行・指値注文が可能

ETFでは先述したとおり、市場が開いている時間であれば、いつでも売買が可能でしたが、この売買において、成行・指値注文ができます。

成行・指値注文は株式投資でも活用されている注文方法です。

成行注文は値段を決めずに、購入したい分だけ注文する方法で、その時点の値段で取引が成立します。

指値注文は売買の際に希望価格も合わせて入力し、その価格になったら取引が成立する方法です。

投資信託の売買ではリアルタイムの取引ができないため、これらの注文方法が活用できるのはETFのメリットです。

ETFのデメリット

ETFの魅力とは?基礎知識からメリット・デメリットや種類、仕組みを徹底解説

デメリット1:下げ相場での価格下落リスク

ETFの構成銘柄や特定の業種などの市場で下げ相場になっていると、基準価額も低くなっていきます。インデックスと連動しているため、このリスクを避けることはできません。

保有しているETFが元本よりも下回る場合も考えられるため、注意が必要です。

デメリット2:配当金を自動的に再投資できない

投資信託は分配金を受け取るか、それとも自動的に再投資へ回すかを投資家が選択することが可能です。しかしETFの場合、配当金を自動的に再投資へ回すことができません。

分配金の再投資を考えている人にとっては手間になるでしょう。ただ分配金を出していないほうが複利効果を期待できることや、分配金は課税対象のためNISAを活用するなどを考慮しておく必要があるでしょう。

※複利効果とは・・・投資資金(元本)で得た配当金や利益を上乗せして運用していくことにより、リターンがリターンを生んでいくこと。

デメリット3:ETFが上場廃止になる可能性がある

ETFは証券取引所に上場していますが、一定の基準を満たせなくなった場合、上場廃止となり、売買などの取引ができなくなります。

突然上場廃止で売買が停止するわけではなく、上場廃止が決定したETF銘柄は整理銘柄に選定された後、その1ヶ月後に売買ができなくなります。

売買代金が多かったり、時価総額高かったりするETFなどを選ぶことで、上場廃止のようなリスクをなるべく抑えることが重要です。

ETFを購入する際のポイント

数多くの種類のETFから実際に投資する銘柄を選ぶには、どういったポイントを抑えておけば良いのでしょうか。そのポイントは2つあり、1つは「信託報酬などのコスト」、次に「分散投資」を行なうことにあります。
それぞれのポイントを詳しく解説します。

信託報酬などのコスト

EETFはインデックスに連動するため、信託報酬は比較的低い傾向にありますが、対象のインデックスに投資するETFを比較して、信託報酬がどれだけ発生するか調べておくことが重要です。

また、証券会社を通じて売買するため、証券会社が定めた売買手数料もしっかりと調べておく必要があります。一方で、NISA口座の開設を検討している場合、ネット証券を中心に売買手数料が無料で取引ができることもあるため、合わせて検討してみると良いでしょう。

分散投資とポートフォリオ

ETFの購入で数あるリスクを抑えたいと考える場合には、複数の金融商品に分散して投資をするためにも、ポートフォリオをあらかじめ決めておくといったことも1つの方法です。

またリスク許容度によっても組み入れるポートフォリオを調整することも重要です。例えば、リスク許容度が高い場合は、株式の割合を高くし、債券の保有割合を低くする、逆に、リスク許容度が低い場合は株式の割合を低くし、債券の割合を多くするといったように、ポートフォリオを構成していくよう調整していきましょう。

ETFの購入方法

ETFは通常の株式と同様の手順で買うことができます。

ETFを取り扱っており、種類も豊富で売買手数料が比較的低いネット証券は、楽天証券、SBI証券、マネックス証券などさまざまあります。

ETFは上場しているため、信託報酬はどこの証券会社で購入しても同じです。なるべく売買手数料が低いネット証券で選んだほうがよいかもしれません。

まとめ

ETFの特徴からメリット・デメリットなどを解説してきました。

資産運用のスタートとして検討する際には、ETFならではのメリット・デメリットを十分踏まえた上で、検討しましょう。


※1:iシェアーズ TOPIX ETF
※2:楽天証券 NISA-国内株式・国内ETF ランキング
※3:楽天証券 NISA-外国株式・海外ETF ランキング
※4:バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF
※5:iシェアーズ 米国優先株式 ETF
※6:SBI証券 手数料

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※1:2018年10月末時点