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【2018年更新】おすすめETFは?分配金利回りランキングを徹底比較!
ETF(上場投資信託)の分配金利回りランキングを徹底比較

【2018年更新】おすすめETFは?分配金利回りランキングを徹底比較!

ETF(上場投資信託)は、運用で得た利益などを投資家に分配金として支払います。

なるべく高い分配金利回りのETFを購入したいところですが、ETFの銘柄数は多いため、なかなか良いETFを見つけづらいのが現状です。

今回はETFの分配金利回りはどれくらいなのかといった点から、他の金融商品との比較、分配金利回りのランキング、受け取る際のポイントなど網羅的に解説します。

ETFの分配金利回りはどれくらい?

国内の証券取引所には218銘柄のETFが上場しています。※1(2018年3月時点)

また2017年4月時点で、分配金を支払うETFは133銘柄あり、約半分以上のETFが投資家に分配金を支払っていることがわかります。※2

133銘柄のうち、分配金平均利回りは、

  • 4%以上:4銘柄
  • 3%以上~4%未満:14銘柄
  • 2%以上~3%未満:27銘柄
  • 1%以上~2%未満:69銘柄
  • 1%未満:19銘柄

となっています。

分配金を出しているETF全体の分配金平均利回りは1.93%で、外国債券や不動産(REIT)などを投資対象とする銘柄の分配金平均利回りは2.88%と比較的高い数値になっています。

他の金融商品と利回りを比較

ETFと他の金融商品と比較すると、ETFの分配金利回りは高いといえるのでしょうか。今回は国債、社債、不動産投資信託(REIT)の分配金利回りと比較しました。

個人向け国債

個人向け国債は、日本政府が資金調達のために発行した債券で、全国の主な金融機関で1万円から購入することができます。

政府が償還日までに利息の支払いと借用した資金の返済を保証しており、償還日は固定金利で満期3年「固定3」と満期5年「固定5」のほかに、変動金利で満期10年「変動10」の3種類があります。

個人向け国債の金利は、固定3、固定5、変動10年の全てが年率0.05%です。(2017年10月時点)

社債

社債は、企業が事業活動に必要な資金を借り入れるために発行した債券です。社債は証券会社を通じて購入できますが、いつでも購入できるわけではありません。

企業側に資金調達の必要が生じた場合に、購入者の公募が行われ、その公募期間でのみ購入することができます。

日本証券業協会の公開データを元に、株式会社IICパートナーズが集計している「AA格社債利回り推移」によると、

  • 残存年数2年未満:0.051%
  • 残存年数5〜6年:0.171%
  • 残存年数10〜11年:0.378%
  • 残存年数15〜16年:0.565%
  • 残存年数19〜20年:0.789%
  • 残存年数20年以上:1.066%

となっています。※3(2017年11月時点、加重平均)

不動産投資信託(REIT)

不動産投資信託(REIT)は、運用会社が投資家から資金を募り、その資金を元手に不動産を購入・運用して得られる賃貸収入を投資家に分配する投資信託です。

不動産投資情報サイト「JAPAN REIT」によると、分配金平均利回りは4.00%となっています。※4(2018年1月31日時点)

株式投資と比較すると、REITは利益の多くを分配金として投資家に支払うため、分配金利回りが高い傾向にあります。

【2018年】ETFの分配金利回りランキング

ETFの中で特定のおすすめ銘柄というものはなくとも、過去の実績を照らし合わせると、利回りが高かったものを把握できます。

ここからは日本取引所グループが月刊ETFレポートで公開しているデータを元に、分配金利回り上位5つのETFを紹介します。※5(集計期間:2018年2月1日〜2月28日)

上場インデックスファンド新興国債券

上場インデックスファンド新興国債券は、新興国で発行された国債で構成された「ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス」に連動することを目指したETFです。運用は日興アセットマネジメントが行っています。

2018年2月時点での分配金利回りは5.8%です。購入口数は1口単位となっています。分配金の支払い基準日は、毎年1月、3月、5月、7月、9月、11月と年6回設定されています。※6

上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)

上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)は、オーストラリア証券取引所の上場不動産投資信託の投資収益を指数化した「S&P/ASX200 A-REIT」に連動することを目指したETFです。運用は日興アセットマネジメントが行っています。

2018年2月時点での分配金利回りは3.6%です。購入口数は10口単位となっています。分配金の支払い基準日は、毎年1月、3月、5月、7月、9月、11月と年6回設定されています。※7

上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型

上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型は、東証REIT指数に連動することを目指したETFです。運用は日興アセットマネジメントが行っています。

2018年2月時点での分配金利回りは3.5%です。購入口数は100口単位となっています。分配金の支払い基準日は、毎年1月、3月、5月、7月、9月、11月と年6回設定されています。※8

iシェアーズ Jリート ETF

iシェアーズ Jリート ETFは、東証REIT指数に連動することを目指したETFです。運用はブラックロック・ジャパンが行っています。

2018年2月時点での分配金利回りは3.5%です。購入口数は1口単位となっています。分配金の支払い基準日は、毎年2月、5月、8月、11月と年4回設定されています。※9

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信は、東証REIT指数に連動することを目指したETFです。運用は野村アセットマネジメントが行っています。

2018年2月時点での分配金利回りは3.5%です。購入口数は10口単位となっています。分配金の支払い基準日は、毎年2月、5月、8月、11月と年4回設定されています。※10

【2017年】ETFの分配金利回りランキング

日本取引所グループが2017年4月28日時点の終値に基づいて公開しているデータを元に、分配金利回りが高い銘柄を5つ紹介します。(2017年6月時点)

ダイワ上場投信・TOPIX Ex-Financials

ダイワ上場投信・TOPIX Ex-Financialsは、保険と銀行、証券など金融業を除いた29業種を組み入れた「TOPIX Ex-Financials」指数に連動することを目指したETFです。運用は大和証券投資信託委託が行っています。

2017年4月28日時点の分配金利回りは13.46%です。購入口数は10口単位となっています。分配金の基準日は、毎年1月10日、7月10日と年2回設定されています。※11

上場インデックスファンド新興国債券

2018年の分配金利回りランキングで紹介した上場インデックスファンド新興国債券ですが、2017年4月28日時点での分配金利回りは5.87%です。
購入口数は1口単位となっています。分配金の支払い基準日は、毎年1月、3月、5月、7月、9月、11月と年6回設定されています。※6

iシェアーズ米国ハイイールド債券ETF -JDR(iBoxxドル建てLHYC)

iシェアーズ米国ハイイールド債券ETF -JDR(iBoxxドル建てLHYC)は、米ドルで発行されたハイイールド債で構成された「Markit iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト」指数に連動することを目指したETFです。運用はブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッドが行っています。

※2018年1月に上場廃止が決定しており、東京証券取引所の最終売買日は2018年1月19日までとなっています。

2017年4月28日時点での分配金利回りは5.37%です。購入口数は1口単位となっています。分配金の支払い基準日は、毎年4月、10月と年2回設定されています。※12

iシェアーズ新興国債券ETF

iシェアーズ新興国債券ETFは、新興国で発行された国債で構成された「JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド、キャップ10%フロア1%」指数に連動することを目指したETFです。運用はブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッドが行っています。

※2018年1月に上場廃止が決定しており、東京証券取引所の最終売買日は2018年1月19日までとなっています。

2017年4月28日時点での分配金利回りは5.08%です。購入口数は1口単位となっています。分配金の基準日は、原則として毎年6月、12月と年2回設定されています。※13

NEXT FUNDS商社・卸売(TOPIX-17)上場投信

NEXT FUNDS商社・卸売(TOPIX-17)上場投信は、商社や卸売業で構成された「TOPIX-17 商社・卸売」指数に連動することを目指したETFです。運用は野村アセットマネジメントが行っています。

2017年4月28日時点での分配金利回りは3.79%です。購入口数は1口単位となっています。分配金の基準日は毎年7月15日で、年1回設定されています。※14

ETFの分配金利回りを受け取るおすすめポイント

実際にETFを購入して分配金を受け取っていく場合、効率運用するためのおすすめポイントがいくつかあります。それぞれのポイントを詳しく解説します。

おすすめポイント1:分配金基準日

各ETFは決算後、投資家に対していくらの分配金を支払うかを決定する「分配金基準日」が設定されています。

分配金を受け取るには、分配金基準日に対象のETFを保有しておく必要があります。そのためETFを購入する前には、分配金基準日が毎年いつ設定されているのかを確認しておくことがおすすめです。

各ETFで分配金基準日は異なりますが、日本の証券取引所に上場しているETFの分配金基準日は、1月と7月に設定する銘柄が多い傾向にあるようです。※2

おすすめポイント2:税金

分配金には税金がかかります。そのため、ETFを購入する前に運用目的に応じて、一般口座、特別口座、NISA口座を選択することが重要です。

一般口座は、受け取った分配金について源泉徴収されませんが、毎年年間取引報告書を自分で作成して確定申告を行い、税金を支払う必要があります。

特別口座は、証券会社が年間取引報告書を作成しますが、分配金受け取り時に源泉徴収する「源泉徴収あり」と、分配金受け取り時に源泉徴収を行わない「源泉徴収なし」の2つから選択できます。

取引が多く年間に受け取る分配金や売却益が20万円以上である場合は「源泉徴収あり」を、取引が少なく年間で受け取る分配金や売却益が20万円以下である場合は「源泉徴収なし」を選択するのがおすすめです。

NISA口座は、2014年1月より開始された少額投資非課税制度(NISA)が適用できる口座です。

NISAは年間上限120万円までの投資で得た売却益や分配金が最長5年間非課税となる税優遇制度です。そのため、年間120万円を超えて運用することもなく、できるだけ税金を抑えたい場合はNISA口座を開設して取引を行うのも良いでしょう。

おすすめポイント3:再投資

受け取った分配金をできるだけ再投資することが資産を効率的に増やすポイントです。最初に投資した金額である元本に分配金を積み上げることで、複利効果が期待できます。

例えば、100万円の投資で毎年1%の分配金が受け取れる場合、初年度で受け取れる分配金は1万円です。この1万円を再投資した場合の元本は101万円となります。

翌年は101万円に対して1%の分配金が受け取れるため、分配金は10,100円となります。これを継続的に行うことで、効率的に資産を増やすことができます。

もちろん成績が悪かった場合、再投資分が損してしまう可能性もありますが、利益を最大化するという点においてはおすすめでしょう。

分配金・利回りだけに注目しないこと

分配金や利回りを確認することはETFの選び方の一つですが、それ以外にも注意する点はあります。ここではその一部を紹介します。

ETFは必ずしもいつでも売却できるわけではありません。需給により売却できるかどうかが決まるため、人気が無いETFは誰も買ってくれないという事態も起こりうることには注意しましょう。

また、海外ETFの場合は国内ETFと比較すると、購入手数料が高くなることがあります。
手数料率が高いと、手数料などを差し引いた際のETFの実質利回りが下がってしまう恐れがあります。

投資で重要なのは表面上の利益ではなく、税金や手数料も差し引き、実際にいくら利益が出たかです。

さらに、過去実績で利回りが良いからといって、今後も同じような利回りになるとは限りません。ETF購入の際は市場なども考慮するようにしましょう。

 

ETFの手数料が低いネット証券

ETFを購入する際は、売買手数料などのコストにも気をつけるのがおすすめです。

ここでは、ETFの手数料が低いネット証券会社を3社紹介します。※15

楽天証券

5万円までは50円、10万円までは90円、20万円までは105円と、10万円以上の購入を検討する場合は、ETFの手数料が比較的低いネット証券です。

また、扱う銘柄数が多いため、好ましい銘柄が見つかりやすいという特徴があります。

加えて、取引手数料の1%のポイントバックが受けられる点も楽天証券ならではでしょう。

SBI証券

SBI証券の手数料は楽天証券と同様です。

銘柄数もさまざま扱っているので、自分に合う銘柄が比較的見つかりやすいでしょう。

松井証券

10万円までの購入の場合、ETF売買手数料は松井証券が0円ともっとも低くなっています。

ただし海外ETFの取り扱いは無く、10万円以上の購入になると売買手数料が高くなります。

まとめ

ETFの分配金平均利回りはREITよりも低かったものの、国債、社債といった債券の金融商品よりも高いことがわかりました。

ただETFの銘柄の中には、REITの分配金平均利回りよりも高いものもあるため、分配金利回りを中心に選びたい方は今回紹介した分配金利回りランキングや受け取る際のポイントなどを参考にしてみてはいかがでしょうか。


※1:現在の上場ETF銘柄数
※2:分配金に着目したETF投資のご紹介 2017年6月版
※3:株式会社IICパートナーズ AA格社債利回り推移
※4:JAPAN-REIT.COM
※5:月刊ETFレポート(2018年2月版)
※6:上場インデックスファンド新興国債券
※7:上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)
※8:上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型
※9:iシェアーズ Jリート ETF
※10:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
※11:ダイワ上場投信・TOPIX Ex-Financials
※12:iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF-JDR(iBoxxドル建てLHYC)
※13:iシェアーズ 新興国債券ETF-JDR(自国通貨建)
※14:NEXT FUNDS 商社・卸売(TOPIX-17)上場投信
※15:マネーの手帳調べ、2018年4月12日時点

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※1:2018年10月末時点