DMM.com証券の「DMM株」は、2018年11月より米国株の取扱いを開始しました。
米国株は大手ネット証券でも取り扱っていますが、DMM株の米国株にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、DMM株の米国株の特徴や購入方法について解説します。
目次
DMM株とは
DMM株とは、DMM.com証券が2018年4月に提供を開始した株式オンライン取引サービスです。
業界最低水準の取引手数料が魅力で、現物株式1約定ごとの手数料は大手ネット証券よりも低く設定されています。
また、スマホアプリやPC版取引ツールが充実しており、初心者から熟練者までさまざまなスタイルに対応した取引ツールを無料で利用できます。
以前は国内株だけでしたが、2018年11月から米国株の取扱いも開始しました。
【DMM株の詳細はこちら】
DMM株の米国株の特徴
次に、DMM株の米国株の特徴について解説します。
手数料は大手ネット証券と同じ
DMM株の米国株は、1注文の約定代金に対して以下のように取引手数料が決まります。
1約定ごとの手数料 | 約定代金の0.45%(税抜) |
---|---|
最低手数料 | 5米ドル(税抜) |
上限手数料 | 20米ドル(税抜) |
DMM株の米国株式手数料は業界最低水準で、大手ネット証券3社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)と同じです。※1、2、3(2019年6月時点)
ただし、DMM株では手数料に対して1%のDMM株ポイントが付与されるので、実質的には大手ネット証券より少し低くなります。
また、2019年6月現在、DMM株では新規口座開設キャンペーンが実施されており、口座開設完了日から1か月間は国内株、米国株ともに手数料無料で取引できます。
スマホアプリでも購入可能
DMM株ではPCだけでなく、スマホアプリでも米国株を購入できます。
スマホアプリの「DMM株」はiOS版とAndroid版が提供されており、DMM株に口座開設すれば無料で利用可能です。
難しい用語や複雑な操作が一切ない初心者向けの「かんたんモード」と、チャートや板情報から直接発注できる機能や投資情報が充実している「ノーマルモード」が提供されています。
米国株を購入するのにPCを立ち上げる必要がないので、いつでも気軽に取引できます。
また、一つのアプリで米国株と国内株の両方に対応しており、資金振替が不要なのもメリットです。
取引手数料に応じてDMM株ポイントが貯まる
DMM株では、米国株式取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まります。
貯まったポイントは1ポイント=1円として、1,000ポイント以上から現金に交換可能です。
交換した現金は証券口座に入金され、取引に利用または出金して買い物などで使用できます。
ポイントの交換先が現金のみなので、どのような特典と交換するか悩む必要がないのもメリットです。
NISA口座でも購入可能
DMM株の米国株は、株式の売却益や配当金にかかる税金が非課税になるNISA口座でも購入できます。
NISA口座で米国株を購入して利益を得られれば、税金分だけ手元に残るお金が増えます。
米国株を中心に株式投資に取り組むなら、NISA口座の開設を検討したほうがよいでしょう。
DMM株のNISA口座は国内株の売買手数料が無料になりますが、米国株は通常手数料となるので注意が必要です。
【NISA口座の詳細はこちら】
投資レポート「バロンズ拾い読み」が無料で読める
DMM株では、投資レポート「バロンズ拾い読み」が無料で読めます。
バロンズ拾い読みとは、ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ誌」の中から日本の投資家向けに記事を抜粋して要約した投資レポートです。
ダウ・ジョーンズ社は米国の経済新聞「ウォールストリート・ジャーナル」を発行する出版社で、ニューヨーク株式市場の株価指標「ダウ平均株価」を設けたことでも知られています。
日本にいると米国株の情報を得るのが難しくなりますが、バロンズ拾い読みは米国市場の情報収集に活用できます。
円貨決済のみでスプレッドが割高
大手ネット証券では米国株の外貨決済に対応していますが、DMM株では円貨決済のみで、米ドルでは取引できません。
DMM株の円貨決済では、1米ドルあたり50銭のスプレッド(為替手数料)がかかります。
大手ネット証券の円貨決済でもスプレッドはかかりますが、SBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社は1米ドルあたり25銭に設定されています。※1、2、3
DMM株の米国株は、大手ネット証券よりもスプレッドが割高なのがデメリットです。
取扱銘柄数が少ない
DMM株の米国株の取扱銘柄数は、2019年6月時点で個別株は約500銘柄、米国ETFは24銘柄、ADRは95銘柄となっています。※4
SBI証券、楽天証券、マネックス証券では少なくとも1,000銘柄以上を取り扱っていることから、DMM株は比較的少ないといえるでしょう。
しかしながら、アマゾンやアップル、アルファベット(グーグル)などの有名企業は幅広く取り扱っているので、投資対象が有名企業のみの場合は問題なく取引可能です。
また、DMM株では取扱銘柄の追加希望を受付しており、取扱銘柄数の拡大が期待できます。
DMM株のホームページに銘柄追加受付フォームがあるので、追加を希望する場合は希望銘柄を選択して送信しましょう。
受付フォームに希望銘柄がない場合は、自由入力フォームに入力して希望を伝えることも可能です。
DMM株の米国株の購入方法
最後に、DMM株の米国株の購入方法について解説します。
DMM株で口座開設
DMM株で米国株を購入するには、DMM株で口座開設する必要があります。
DMM株のホームページにアクセスして、口座開設の手続きを行いましょう。
口座開設では本人確認やマイナンバーの提出を求められるので、個人番号カードや通知カード、運転免許証などを準備しておくとスムーズに手続きを進められます。
【DMM株の口座開設詳細はこちら】
口座に購入資金を入金する
口座開設が完了したら、米国株の購入資金を口座に入金します。
米国株の買付注文をする場合、あらかじめ口座に入金しておかないと注文できません。
買付注文時の概算受渡金額の計算は、参考レート(TTS)の他に一定の上乗せ額が用いられるので、少し多めに入金しておくとよいでしょう。
銘柄を選択して買付注文する
口座に入金できたら、購入したい銘柄を選択して買付注文します。
銘柄検索の画面にある「米国株一覧」をクリックすると、DMM株で取り扱っている米国株の銘柄一覧が表示されます。
また、企業名などのキーワードを入力して検索すると、該当する銘柄が表示されます。
購入する銘柄を選択したら、数量と価格(成行または指値)、取引暗証番号を入力して注文しましょう。
まとめ
DMM株の米国株は取引手数料が業界最低水準で、大手ネット証券と同じ料金体系になっています。
また、一つのスマホアプリで日本株と米国株の両方に対応しており、スマホで気軽に米国株を購入できるのも魅力です。
2019年6月現在、取引手数料が1か月無料になるキャンペーンが実施されているので、この機会にDMM株の米国株を試してみてはいかがでしょうか。
※1:SBI証券、手数料
※2:楽天証券、手数料
※3:マネックス証券、米国株手数料
※4:DMM株、米国株式銘柄一覧