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米国債の買い方(購入方法)やそのメリット・デメリットを解説
米国債の買い方(購入方法)やそのメリット・デメリットを解説

米国債の買い方(購入方法)やそのメリット・デメリットを解説

国債は日本のみならず、世界中の国々が発行していますが、米国債は世界中の投資家から購入されている外国債券です。

今回は日本にいながら米国債を購入する方法や、メリット・デメリットについて解説します。

米国債とは

米国債とはアメリカ合衆国政府が発行する国債です。

アメリカ合衆国政府に対する信用のもと、世界最大の売買量と発行残高を誇っており、その債券価格や利回りは世界金融市場の指標にもなっています。(2018年8月時点)

債券の償還期限によって名称が異なり、以下のように呼ばれています。

  • Bills(ビル):償還期限1年以下の短期債
  • Notes(ノート):1年以上10年以下の中期債
  • Bonds(ボンド):10年超の長期債

また、米国債には一定期間ごとに利息が支払われる利付き債券の他に、ストリップス債と呼ばれる債券があります。

ストリップス債は定期的な利息の支払いがない代わりに、購入時の金額が利付債と比べて低いのが特徴です。

米国債のメリット

次に、米国債のメリットについて解説します。

利回りが比較的高い

他の先進国の国債と比較すると、米国債は利回りが高いのが特徴です。
各国の10年債の利回りを比較したのが以下の表です。(一部を引用)

国名 利回り
アメリカ合衆国 2.99%
日本 0.09%
ドイツ 0.45%
イギリス 1.35%
フランス 0.75%
オーストラリア 2.65%

※1(2018年8月確認時点)

信用格付けが比較的高い

国債の購入を検討する際には、利回り以外にも、発行体である国の信用力も見る必要があります。

信用力を見る指標の一つとして、信用格付け業者によるデータがありますが、米国はAA+の評価がされており、比較的信用格付けは高いと言えます。

以下は世界的な信用格付け業者であるS&Pが発表している各国の格付けリストです。(一部を引用)

国名 長期格付け
アメリカ合衆国 AA+
日本 A+
ドイツ AAA
イギリス AA
フランス AA
オーストラリア AAA

※2(2018年7月31日)

国債には常にデフォルト(債務不履行)のリスクが存在します。デフォルトが発生すると元本が毀損する可能性があります。

米国債と言えど、デフォルトの可能性が全くないとは言い切れない点には注意が必要です。

流動性が高い

米国債の市場規模は10兆ドル以上で、世界中の個人投資家および国家が米国債を保有しており、その流動性は高いといえます。(2018年8月時点)

流動性が高いということは、売りたい時に売却が可能で、すぐに現金化しやすいというメリットがあります。資金が必要になった時にも対応ができます。

米国債は高い流動性から、海外投資家や外国政府などのドル資金の有力な受け皿としても活用されています。

米国債のデメリット

次に、米国債のデメリットについて解説します。

為替変動リスクがある

外国債券のほとんどは外国為替に変動相場制を採用しており、米国債も同様です。

円から米国債を購入した場合、償還時あるいは途中売却時のドル価格によって、為替差益あるいは為替差損が生じます。

購入時より円安になれば利益が発生し、円高になると損失が発生します。米国債に投資する際は、購入時の為替状況も事前に確認しておきましょう。

なお、多くの証券会社では外貨建MMFがあり、外貨のまま資金を置いておくことができるので、償還時・売却時に必ずしも日本円にする必要はありません。

米国債の購入方法

次に、米国債の購入方法について解説します。

米国債を証券会社から直接購入する

債券は新しく発行された債券である新発債と、すでに発行されている既発債の2種類があります。このいずれかを証券会社から直接購入します。

新発債、既発債は常時募集がされているとは限らないので、証券会社から直接購入する場合は事前にWebサイトを確認しておきましょう。

ネット証券の場合、新発債は稀にしか募集がされておらず、米国債に投資をするならば既発債になる可能性が高いです。

既発債を購入する際は、新発債と異なり、同じ債券であったとしても証券会社によって債券価格が変わる場合があるので注意が必要です。

また、債券の購入単価や償還までの残存期間によって利回りが変動したり、経過利子が発生したりすることもあります。

米国債が含まれている投資信託・ETFを購入する

組み入れ銘柄に米国債が含まれている投資信託・ETFを購入することで、間接的に米国債を保有することができます。

米国債を組み入れている投資信託は「三菱UFJ米国債券オープン」や「アムンディ・米国債ファンド」など、数多くあります。(2018年8月時点)

米国債ETFは「iシェアーズ 米国国債 7-10年ETF」や「バンガード・米国トータル債券市場ETF」などがあります。

米国債の取り扱いがある証券会社

次に、米国債の取り扱いがある国内の証券会社について紹介します。

なお今回紹介する証券会社では、いずれも額面1,000米ドルから注文可能です。

SMBC日興証券

SMBC日興証券では、2018年7月31日現在、米国債の新発債は取り扱っていません。一方で既発債は20銘柄以上を取り扱っています。※3

また国債ではありませんが、米ドル建ての債券も3種類取り扱っています。

公式Webサイト上から購入額面、為替に応じた概算シミュレーションを行うことができ、損益分岐為替レートなどを事前に確認することができます。

SBI証券

SBI証券では、2018年7月31日現在、米国債の新発債は取り扱っていません。一方で既発債は9銘柄を取り扱っています。※4

国債以外の米ドル建ての債権としては、三井住友フィナンシャルグループが発行するドル建て債券を取り扱っています。

楽天証券

楽天証券では、2018年7月31日現在、米国債の新発債は取り扱っていません。一方で既発債は4銘柄を取り扱っています。※5

国債以外の米ドル建ての債券としては、シティグループとモルガン・スタンレーの社債を取り扱っています。

マネックス証券

マネックス証券では、2018年7月31日現在、米国債の新発債は取り扱っていません。一方で既発債は確認できる限り7銘柄を取り扱っています。

マネックス証券の既発債はログインしない限り、一部しか確認することしかできないので、すでに口座開設をしている方はWebサイトを確認しましょう。

まとめ

米国債は利回り、信頼性、流動性が高いというメリットがある一方で、為替変動やデフォルトのリスクがあります。

米国債に投資する際は、証券会社の公式Webサイトを確認し、比較した上で購入を検討しましょう。


※1:各国の10年債利回り(ブルームバーグ)。
※2:格付けリスト
※3:SMBC日興証券、外貨建て債券
※4:SBI証券、外貨建債券
※5:楽天証券、外国債券
※6:マネックス証券、米国債取引

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