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金地金(インゴット)とは?メリットや購入方法について
金地金(インゴット)とは?メリットや購入方法について

金地金(インゴット)とは?メリットや購入方法について

金地金(きんじがね)とは金塊のことで、インゴット、ゴールドバーなどとも呼ばれます。

金地金は世界共通の価値を持つ実物資産であり、株式や債券の値動きとの相関性が比較的低いことから、リスク分散効果を期待して保有する方も多くいます。

今回は金地金の特徴、メリットや購入方法について詳しく解説します。

金地金(インゴット)とは?

金地金は昔から特定の国の市場に依存しづらい実物資産として流通しており、世界中で多くの金塊が作られてきました。

ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の厳正な審査基準をクリアし、品質を保証された金地金だけが世界で取引されています。(2018年8月現在)

金は株式や債券などの値動きとの相関性が低いと言われており、資産の一部を金で保有することでリスク分散効果が期待できます。

金地金は貴金属販売会社などで購入可能です。1kg、500gなど重量サイズ別にさまざまな種類があり、基本的には重量が大きくなるほど小売価格は低くなります。

金地金(インゴット)の特徴・メリット

次に、金地金の特徴・メリットを解説します。

世界共通の価値

円やドルなどの法定通貨は、発行体である国への信用を前提に取引されているので、発行体への信用が下がる事象が発生すれば、通貨の価値が変動するリスクがあります。

一方、金地金は特定の国に属さず、実物資産として世界共通の価値があるので、その価値が大きく変動しづらいという特徴があります。

また、金地金はその品質が世界的に保証されるために、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の厳正な審査基準をクリアする必要があります。

そのため、資産の一部を金地金で持つことでリスク分散効果が期待できます。

値動きが比較的大きくない

金地金は値動きが比較的大きくなく、安定しているのが特徴です。

日経平均株価は、過去5年間(2013年8月~2018年7月)の変動幅が14,000円~24,000円と、比較的大きくなっています。※1

一方、金価格の過去5年間(2013年8月~2018年7月)の変動幅は4,300円/g~5,400円/gと小さく、4,500円/g前後で推移しています。※2

不景気で株価が大きく値下がりすれば、金の需要が増えて価格が高騰する可能性もありますが、過去5年間は比較的安定していることがわかります。

一定の基準を満たせば税金が優遇される

金地金は、一定の基準を満たせば税金が優遇されます。

個人が金地金の売買で得た利益は、基本的に譲渡所得として確定申告を行う必要があります。

金地金の売却益にかかる税金は、保有期間が5年以内の場合(短期譲渡所得)は利益から特別控除額50万円を差し引いた金額が課税対象になります。

一方、保有期間が5年超の場合(長期譲渡所得)は、利益から特別控除額50万円を差し引いた金額の半分が課税対象になります。※3

金地金(インゴット)デメリット

続いて、金地金のデメリットを解説します。

保管に手間とコストがかかる

金地金は現物を保管する必要があるので、保管に手間とコストがかかるのがデメリットです。

確定申告のために、金地金の購入金額や売却金額の証明書類を保管しておく必要があります。

保有期間が長くなる場合は、長期譲渡所得の税優遇を受けるためにも、証明書類を紛失しないように注意しなくてはなりません。

また、自宅で保管すると盗難リスクや紛失リスクがあるため、保管場所も検討するべきでしょう。

購入した貴金属販売会社の保管サービスや銀行の貸金庫などを利用するのが一般的ですが、保管料が発生します。

たとえば、田中貴金属工業の場合、金地金5㎏までの保管料は2,700円(6か月)です。※4

また、三井住友銀行の貸金庫は、最も小さいサイズで8,100円(6か月)の利用料がかかります。※5

配当金はない

金地金は株式や投資信託のように、配当金(分配金)がないのもデメリットです。

株式や投資信託は、銘柄によっては配当金や分配金が受け取れるので、再投資することで資産が雪だるま式に増える複利効果が期待できます。

しかし、金地金は配当金がないので、金価格が値上がりしない限り利益を期待することはできません。

金地金(インゴット)の購入方法

ここでは、金地金の購入方法を3つ紹介します。

店頭で購入

金地金は貴金属販売会社の直営店などに出向き、店頭で購入する方法があります。

購入申込書の必要事項を記入し、その場で購入代金を支払って購入します。

また、金地金の重量サイズや金額によっては、本人確認が必要になる場合があります。

基本的に直営店ならその場で金地金が引き渡されますが、特約店の場合は引き渡しまでに数日かかることもあるので注意が必要です。

担当者と直接相談しながら購入できるので、初めて金地金を購入する場合でも安心して取引できます。

電話で購入

金地金は店頭だけでなく、電話で購入することも可能です。

重量サイズや本数などを決め、貴金属販売会社の受付窓口に電話して注文します。

振込先口座が案内されるので、購入代金の振込を行います。振込手数料や配送料は原則として自己負担となります。

販売会社側で入金確認後、金地金が郵送(本人限定受取など)されます。

インターネットで購入

金地金は、貴金属販売会社では店頭・電話での購入のみですが、Amazonや楽天などを通じてインターネットで購入することも可能です。

ただし、販売しているのは金地金の発行元(田中貴金属工業など)ではなく、転売業者であることもあるので注意が必要です。

インターネットなら簡単に購入できますが、店頭・電話購入の方が、価値が保証された金地金を購入しやすいでしょう。

金地金(インゴット)を購入する他の方法

最後に、金地金を購入する他の方法を3つ紹介します。

純金積立

純金積立は、金を毎月一定額、もしくは一定数量を継続的に買付する方法です。

毎月の積立金額を設定すれば、あとは毎営業日に自動で購入してくれるので、購入タイミングを自分で判断する必要がなく、手間が比較的かからないのがメリットです。

また、ネット証券を利用すれば月1,000円から始められるので、まとまった資金を用意しなくても金に投資ができます。

盗難・紛失リスクがなく、会社によっては金の保有数量が一定額に達した時点で現物に転換することも可能です。

金ETF

金ETFとは、運用の成果が金価格に連動するように設定されたETF(上場投資信託)です。

金ETFは金そのものを購入するわけではありませんが、金ETFを購入することで間接的に金に投資できます。

上場株式と同じように証券会社で取引でき、5,000円程度から購入可能です。

現物ではないので盗難・紛失リスクがなく、証券口座を通じて簡単に取引できるのがメリットです。

金先物取引

金先物取引とは、将来のある時期における金の売買を約束する取引です。

FX(外国為替証拠金取引)と同じように、取引の担保として証拠金を差し入れることで、証拠金以上の額の取引ができます。

また、買いからだけではなく、売りから取引を開始できるので、価格の下落局面でも利益を得ようとすることが可能です。

しかし、証拠金以上の取引は大きな利益が見込める一方で、損失も大きくなる可能性があるので注意が必要です。

まとめ

金地金は世界共通の価値を持つ実物資産であり、保有資産の一部を金地金で保有することでリスク分散効果が期待できます。

金地金に魅力を感じる人は多いですが、配当金がなく、保管にコストと手間がかかるデメリットもあるので、金地金の購入は慎重に判断する必要があります。

純金積立や金ETFを購入する方法もあるので、今回紹介した内容を参考に、自分に合った金の購入方法を検討してみてください。


※1:マーケット(日経平均株価)|SBI証券
※2:金価格推移|三菱マテリアル
※3:注意!金投資にかかわる税金・法律まとめ|三菱マテリアル
※4:ゴールド・キーパー|田中貴金属工業
※5:貸金庫|三井住友銀行

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