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鎌倉投信とは?直販の「結い2101」の特徴や実績をまとめて解説
鎌倉投信とは?直販の「結い2101」の特徴や実績をまとめて解説

鎌倉投信とは?直販の「結い2101」の特徴や実績をまとめて解説

鎌倉投信とは「結い2101」という投資信託を運用し、他の販売会社を通さずに直接販売に特化している運用会社です。

鎌倉投信が独自の基準で選定した企業に投資し、投資家の長期的な資産形成と社会の持続的発展に貢献することを目指しています。

今回は、鎌倉投信が取り扱う投資信託「結い2101」の特徴や実績をまとめて解説します。

鎌倉投信とは

鎌倉投信とは、2008年に設立された独立系の資産運用会社で、「結い2101(ゆい にいいちぜろいち)」という投資信託の運用・販売を行っています。

「結い2101」には、2101年という次なる世紀に向けて人と人、世代と世代を結ぶ豊かな社会を創造したいという思いが込められています。

投資家の長期的な資産形成と、社会の持続的発展に貢献することがファンドの目的です。

鎌倉投信は、投資とは株価を追うものではなく、短期的な株価の値動きで利ザヤを稼ぐ投機とは一線を画すものという考えで運用に取り組んでいます。

鎌倉投信が取り扱っている商品は「結い2101」のみで、他の販売会社を通さない直販に特化しており、証券会社や銀行では販売されていません。

鎌倉投信「結い2101」の特徴

次に、鎌倉投信「結い2101」の特徴について解説します。

投資対象と選定基準

「結い2101」は、「これからの日本に必要とされる企業に資金を投じる」が基本理念です。

「人・共生・匠」をテーマに、人財を活かせる企業、循環型社会を創る企業、日本の巧みな技術・企業文化・感動サービスを世界に発信できる企業を中心に投資を行うとしています。

運用成果を比較するための尺度として、特定のベンチマーク(日経平均株価、TOPIXなど)は設けていません。

投資対象となり得る企業は上場会社約3,700社のほか、非上場企業約5,000社も含まれ、「人・共生・匠」という鎌倉投信が掲げるテーマに合った企業を絞り込みます。

そして、割安割高の判断や財務の健全性などの観点から株価の評価を行い、投資先を選定していきます。

株式への投資割合は、純資産総額の50%超を基本としており、外貨建て資産への投資割合は純資産総額の50%以下です。※1

最低投資金額と信託報酬

「結い2101」の購入方法には、「定期定額購入」と「スポット購入」の2つが用意されています。いずれも最低投資金額は1万円以上、1円単位です。

定期定額購入は毎月金融機関口座からの引き落としにより、あらかじめ指定した金額で購入する方法です。

一度設定すれば自動で買い付けてくれるので、手間がかからないのがメリットです。

一方、スポット購入は自分の好きなタイミング、好きな金額で購入できる方法です。購入前に鎌倉投信の指定口座に振り込みを行う必要があります。

「結い2101」の信託報酬は、年率1.08%(税込)です。特定の指数に連動するインデックスファンドに比べると高く設定されています。※1

信託報酬は、保有期間中は日々資産から差し引かれるので、低いほど運用コストが安く済みます。

「結い2101」は長期的な資産形成が目的の投資信託であり、運用期間が長くなるほど運用コストの影響は大きくなります。

鎌倉投信の運用方針に魅力を感じるなら、信託報酬に見合うだけの利益を得られるかという点なども考慮すると良いでしょう。

分配金とNISA・iDeCo対応

「結い2101」は、原則として毎決算時(毎年7月19日の年1回)に配当や売買益などの範囲で分配を行いますが、鎌倉投信の判断により分配を行わない場合もあります。

また、「結い2101」は分配金再投資専用の投資信託なので、分配金が支払われても銀行口座などで受け取ることはできません。再投資は手数料無料で行われます。

ファンドが設定されてから分配金が支払われたのは、第4期(決算日:2013年7月19日)の500円(1万口あたり、税引前)のみです。※2

鎌倉投信では、売却益などに税金がかからないNISA(少額投資非課税制度)に対応しています。一般NISAだけでなく、つみたてNISAも選択可能です。

ただし、NISA口座はすべての金融機関を通して1人1口座までしか開設できないので、鎌倉投信でNISA口座を開設するかは慎重に判断する必要があります。

鎌倉投信はiDeCo(確定拠出年金)には対応しておらず、「結い2101」は他の証券会社のiDeCoでも取り扱いはありません。

鎌倉投信「結い2101」の実績

決算期 基準価額 期中騰落率 純資産総額
4期(2013年7月19日) 13,738円 33.3% 48億円
5期(2014年7月22日) 14,561円 6.0% 102億円
6期(2015年7月21日) 16,821円 15.5% 184億円
7期(2016年7月19日) 15,522円 △7.7% 239億円
8期(2017年7月19日) 17,684円 13.9% 286億円

※2

上の表は、「結い2101」の直近5年間の運用実績をまとめたものです。

7期だけは基準価額を下げているものの、全体的には上昇しており、安定した運用実績を残しています。

また、純資産総額も48億円から約6倍の286億円まで増え続けているといえます。

他の投信直販と実績を比較

最後に、「結い2101」と他の独立系運用資産会社が取り扱う直販型投資信託との比較について解説します。

さわかみ投信

さわかみ投信は1996年に設立された独立系の資産運用会社で、「一般家庭の財産づくりを本格的な長期投資でお手伝いしたい」が創業の理念です。

取り扱う投資信託は「さわかみファンド」1本のみで、運用スタイルは割安と考えられる銘柄に選別投資し、割安が解消されるまで持続保有する「バイ・アンド・ホールド型」が基本です。

国内外の株式・債券を主要投資対象としていますが、投資割合などの制限はとくに定めておらず、運用成果の目標とするベンチマークも設定していません。

信託報酬は年率1.08%(税込)で、鎌倉投信の「結い2101」と同じです。

決算期 基準価額 期中騰落率 純資産総額
14期(2013年7月19日) 15,389円 50.9% 2,935億円
15期(2014年7月22日) 18,400円 19.6% 2,990億円
16期(2015年7月21日) 20,615円 12.0% 2,842億円
17期(2016年7月19日) 18,913円 △8.3% 2,609億円
18期(2017年7月19日) 23,363円 23.6% 2,986億円

※3

「さわかみファンド」の運用成績(直近5年間)を確認すると、17期は基準価額が下がっていますが、全体的には「結い2101」よりも上昇している傾向があります。

純資産総額は約3,000円億円と「結い2101」の10倍以上の規模がありますが、直近5年間は増加と減少を繰り返しています。

さわかみ投信は一般NISAには対応していますが、つみたてNISAには対応していません。

また、iDeCoにも対応していますが、「さわかみファンド」を含めて取扱商品が3本しかなく、商品の選択肢が少ないのがデメリットです。

セゾン投信

セゾン投信は、2006年に設立された独立系資産運用会社です。

2007年から「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」の運用を開始しました。

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、世界シェアNo.1のバンガード社のインデックスファンドを通じて、世界の株式と債券に分散投資するのが特徴です。

信託報酬は「年率0.68%±0.03%(税込)」と直販型投資信託の中では低いですが、インデックスファンドとしては比較的高く設定されています。

決算期 基準価額 期中騰落率 純資産総額
7期(2013年12月10日) 11,347円 36.6% 685億円
8期(2014年12月10日) 13,561円 19.5% 909億円
9期(2015年12月10日) 13,406円 △1.1% 1,072億円
10期(2016年12月12日) 13,181円 △1.7% 1,264億円
11期(2017年12月11日) 14,667円 11.3% 1,540億円

※4

上の表は、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の直近5年間の運用実績です。

9期と10期は基準価額が下がっていますが、騰落率はマイナス1%台で抑えられています。5年間の騰落率は「結い2101」とほぼ同じです。

また、純資産総額も685億円から約3倍の1,540億円まで増えており、「結い2101」よりも信託報酬も低く設定されています。

一方、「セゾン資産形成の達人ファンド」は、安全性や長期的な収益力を基準に選別投資を行う投資ファンドを通して、世界へ幅広い分散投資を行うのが特徴です。

信託報酬は「年1.35%±0.2%(税込)」で、直販型投資信託の中でも比較的高く設定されています。

決算期 基準価額 期中騰落率 純資産総額
7期(2013年12月10日) 12,743円 60.2% 116億円
8期(2014年12月10日) 15,960円 25.2% 194億円
9期(2015年12月10日) 16,995円 6.5% 300億円
10期(2016年12月12日) 16,637円 △2.1% 375億円
11期(2017年12月11日) 20,804円 25.0% 538億円

※5

上の表は、「セゾン資産形成の達人ファンド」の直近5年間の運用実績をまとめたものです。

基準価額は12,743円から20,804円へ上昇しており、期中騰落率がマイナスだったのは10期のみです。

また、純資産総額は116億円から約5倍の538億円まで増えています。

直近5年間の運用成績は「結い2101」を上回っている傾向がありますが、信託報酬が高く、運用期間が長くなるほど運用コストがかかることに注意が必要です。

セゾン投信は一般NISAとつみたてNISAの両方に対応していますが、iDeCoには対応していません。

しかし、楽天証券のiDeCoを通じて「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人ファンド」いずれも購入可能です。

ひふみ投信

「ひふみ投信」とは、独立系資産運用会社のレオス・キャピタルワークスが取り扱う直販型投資信託です。

多くの証券会社や銀行で購入できる「ひふみプラス」もありますが、直販投信の「ひふみ投信」も取り扱っています。

「ひふみ投信」は主に日本の成長企業が投資対象で、定性(経営方針や戦略など)と定量(財務指標や株価情報など)の両面から徹底的な調査・分析を行なっているのが特徴です。

信託報酬は年率1.0584%(税込)で「結い2101」よりも低く、保有期間が長くなるとさらに低くなる仕組みもあります。

決算期 基準価額 期中騰落率 純資産総額
5期(2013年9月30日) 21,287円 58.7% 91億円
6期(2014年9月30日) 26,484円 24.4% 149億円
7期(2015年9月30日) 30,864円 16.5% 243億円
8期(2016年9月30日) 33,072円 7.2% 331億円
9期(2017年10月2日) 45,440円 37.4% 868億円

※6

「ひふみ投信」の直近5年間の運用成績を確認すると、基準価額は21,287円から45,440円に上昇しており、騰落率は5年間プラスを維持しています。

また、純資産総額も91億円から約9倍の868億円まで増えています。

「ひふみ投信」は、一般NISAとつみたてNISAの両方に対応しています。

iDeCoには直接は対応していませんが、ひふみ投信と運用方針や投資銘柄が同じ「ひふみ年金」を運用しており、SBI証券やマネックス証券のiDeCoを通じて購入可能です。

「ひふみ投信」の投資対象は「結い2101」と同じく国内企業が中心ですが、「結い2101」よりも信託報酬が低く、運用成績も上回っている傾向があります。

まとめ

鎌倉投信の「結い2101」は、投資家の長期的な資産形成と社会の持続的発展に貢献することを目的に設定された直販型投資信託です。

信託報酬は年率1.08%(税込)とインデックスファンドに比べると比較的高く設定されていますが、直近5年間は安定した運用成績を残しています。

また、イベントやセミナーなどを通して積極的に情報発信しているので、運用方針や投資銘柄を理解しやすいのも魅力です。

ただし、直販投信を取り扱う運用会社は増えているので、運用方針や運用成績を比較したうえで鎌倉投信の口座開設を検討するとよいでしょう。


※1:投資信託説明書|結い2101
※2:第8期運用報告書|結い2101
※3:第18期交付運用報告書|さわかみファンド
※4:第11期交付運用報告書|セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
※5:第11期交付運用報告書|セゾン資産形成の達人ファンド
※6:第9期交付運用報告書|ひふみ投信

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