>>>
退職金の運用はどうする?注意点とリスク低めの資産運用方法
退職金の運用はどうする?注意点とリスク低めの資産運用方法

退職金の運用はどうする?注意点とリスク低めの資産運用方法

長年勤めた会社を定年で退職し、退職金を受け取る方の中には、その資金を運用をすることで、ゆとりのある老後生活を目指したいと考えている方もいるでしょう。

こうした場合、退職金の運用においてはリスクの高い投資を選ぶことは避けるなど、注意点もあります。

今回は退職金を運用したいと考えている方向けに、比較的リスクが低い資産運用方法を紹介します。

退職金の運用におけるポイント

退職金の運用においては、年齢が20代の方の資産運用方法とは異なるポイントがあります。以降、退職金を運用する際の注意点やコツを解説します。

大損を避ける

多くの方は退職後、労働による収入は見込めず、年金が主な収入源となります。

そうした方は基本的に大損を避ける投資を心がけるべきです。

例えばFXや仮想通貨などの投資の場合、成功すると大きい利益を得られる可能性がありますが、その反面、大損失を被るリスクもあります。

退職金を運用した結果、損失を被ってしまっても、失った資金分を働いて挽回することは簡単では無いでしょう。そのため、基本的にリスクの高い投資は避けるべきです。

退職金の運用で損失を被ることは若い方と比べると、大きなリスクであると認識し、比較的安定した運用ができる金融商品に注目しましょう。

退職金が振り込まれたからという理由で銀行を利用しない

退職金は働いた企業や年数によって金額が異なります。

厚生労働省によると大企業勤務(大卒)の場合、35年以上の勤務で2,665万円の退職金を平均で受け取り、銀行に振り込まれます。そこで注意すべきことは「銀行の方に振り回されないようにすること」です。※1(2018年3月時点)
 
大きい金額を受け取ったことは本人だけでなく、銀行も把握しています。

退職金を受け取ると資産運用を考えるといった方は少なくないため、銀行の方が投資信託などの金融商品を勧めることがあります。

しかしながら、退職金に限らず資産運用の相談は、事前に準備をした方が良いでしょう。

もちろん必ずしも悪い商品を薦められるというわけではありませんが、計画や方針なしに金融商品を購入すると、知識をつけた頃に後悔してしまう可能性があります。

まずは自分自身が資産運用の目的や事前知識などを知った上で相談・検討するように気をつけるべきです。

運用を任せずに資産運用の知識をつける

資産運用の知識がない方の中には、第三者に退職金の運用を任せる方もいるでしょう。しかし可能な限り、自身で運用をして資産運用の知識をつけたほうが良いでしょう。

もちろん誰かに任せると、上手に運用してくれるかもしれません。しかし、失敗する可能性もあります。また、自分自身に知見がつかないため、いつまでも第三者に運用してもらうといった状態を続ける必要があります。

資産運用の経験が無い、もしくは少ない方で損失を被りたく無い方は、より安定性の高い方法で退職金を運用し、少しずつ知識と経験を積んでいくと良いのではないでしょうか。

資産を分ける

退職金というまとまったお金を得たら、その資金のうちどれくらいの金額をどのような区分にするのか明確にしておくことが重要です。区分としては生活資金、必要資金、余裕資金に分けられます。

生活資金とは生活する上で必要な資金です。食費や家賃などが該当します。
こちらは年金でまかなえるのであれば、必ずしも退職金を当てなくてもいいかもしれませんが、年金で足りない場合は補てんするようにしましょう。

必要資金とは退職後に使い道が決まっている資金やいざという時に必要となる資金です。
何かを購入する、退職後の思い出旅行など人によってさまざまですが、使い道が決まっている場合は分けておくようにしましょう。
また、病気を患うなど、いざという時のための資金も必要資金に充てておきましょう。

余裕資金は自身の持っているお金から生活資金と必要資金を差し引いた金額です。
退職金の運用は余裕資金のみで行うようにしましょう。万が一、運用に失敗したとしても、想定した生活レベルを維持できるためです。

分散投資を徹底する

退職金を運用するのであれば、分散投資は必須といえます。

分散投資とは複数の金融商品に投資し、リスクを分散することです。分散投資のメリットは集中投資よりも安定性が高いことです。

仮に1つの金融商品やファンドに集中して投資を行い、その商品の成績が大きく下がると、損失額も大きなものになります。

反対に、複数の金融商品に投資していた場合、仮に1つの商品の成績が下落しても、投資している他の商品の価値が上がっていると、全体的に見ると損失とならないかもしれません。合計して損失となったとしても、損失額を抑える効果が期待できます。

分散投資することで、いざという時のリスクを抑えることができます。

分散投資といっても、金融商品ごとに分散するという方法だけではありません。投資したい金融商品が見つかったら、どのように分散投資するべきか、調べると良いでしょう。

手数料を確認する

退職金を運用する上で、手数料は大切な注意点の1つです。

ほぼ全ての金融商品には手数料が発生します。手数料が大きいと、当然利益率が下がってしまいます。

例えば1,000万円を投資して、投資時にかかる手数料率が5%だった場合、50万円のコストがかかります。一方、手数料率が1%であれば、10万円のコストになり、合計40万円を省くことができます。

金融商品やファンドごとに手数料や手数料率は異なるので、できる限りコストが低いものを選ぶと良いでしょう。

各銀行の退職金運用コースについて

各銀行では退職金を運用したい方に向けられた資産運用コースが設けられています。以降、多くの銀行にて採用されている内容を見ていきましょう。

円預金

退職金で円預金をするコースを設定している銀行は多数あります。多くの場合、通常の銀行預金よりも高い金利が特典です。

りそな銀行では円定期預金をすることで特別金利として0.1%、更に条件を満たすと0.5%になります。資産運用の中でも預金は比較的安全性が高いと言われていますので、ある程度の元本保証をしたいという方にとっては良いかもしれません。※2(2018年3月時点)

外貨預金

外貨預金は円の預金よりも金利が高い傾向があります。

三菱東京UFJによるとアメリカドルの普通預金での金利は0.200%、オーストラリアドルは0.300%、ニュージーランドドルは0.300%、イギリスポンドは0.100%です。円の普通預金の金利は0.001%であることから大きな差があると言っていいでしょう。※3(2018年3月時点)

ただし、外貨預金を考えている場合は為替変動と手数料に注意しましょう。

仮に1ドル100円のレートで外貨預金を行い、1ドル90円になってしまうと10%の損失となります。また、手数料が片道数%かかることもあります。
実際にどれくらいの利益が期待できるかといった点を、コストも踏まえて中長期的に考える必要があります。

投資信託

投資信託とは、株式や債券など複数銘柄をまとめて運用している金融商品です。

投資信託で退職金を運用する場合、よく見られるパターンが円預金と掛け合わせて運用する方法です。

例えば円定期預金50%、投資信託50%の割合で資産を預金・投資します。

しかし、投資信託はネット証券などでも購入可能であり、そちらのほうが比較的手数料が安い傾向があります。

投資信託の購入を検討している場合は、どのような投資信託に投資したいのか考え、手数料はどの銀行・証券会社が安いのかというところまで検討すると良いでしょう。

生命保険

病気や怪我、死亡などの状況に応じて必要な金額を受け取れるサービスが生命保険です。

退職後は病気や怪我のリスクが高くなることから生命保険を検討する方もいます。

多くの場合は3大疾病保証、がん保証、医療保障があるようです。生命保険に入りたい方は、保険料率や内容を他のサービスと検討すると良いでしょう。

ファンドラップ

ファンドラップとは個人ごとの資産の状況や目的に応じた運用を銀行などの金融機関が一任することを指します。

投資信託と似ているように感じますが、投資信託の場合は運用目的や方針が決まっているのに対して、ファンドラップは個人ごとに設定できるものです。

ただし、必ずしも利益が上がる、もしくは自身の目標通りになるものではありません。

リスクが比較的低い資産運用方法

退職金を運用する場合、リスクが低い資産運用を心掛けることが大事です。ここからは、比較的リスクが低いとされる金融商品を見ていきましょう。

銀行預金

資産運用の中でも銀行預金は比較的安全性の高い運用となります。理由はペイオフの制度があるためです。

銀行におけるペイオフとは1,000万円までの預金であれば銀行が潰れたとしても、元本保証してくれる制度です。

このことからも1,000万円以下の預金であれば元本が崩れないことになり、安全性が高いとされています。

個人向け国債

個人向け国債も安全性が高く、リスクが低いとされています。

財務省がインターネットで募集している個人向け国債では0.05%の最低保証金利があり、中途換金も可能です(条件あり)。安定した運用を心掛ける場合に検討してみるといいでしょう。※4(2018年3月時点)

社債

社債は元本保証がないため国債や銀行預金と比較すると、少々リスクが高いと言えるでしょう。それでもFX投資などと比べるとリスクが低い金融商品です。

また、国債や銀行預金と比べると、年利が高い傾向があります。

債務不履行にならない限りは利子の受け取りが可能です。信用の高い会社の社債を購入することで賢い運用ができるかもしれません。

純金積立

純金積立は守りの資産運用とも呼ばれる、安定感があるとされている金融商品です。

純金は世界的にも取引されており価値の高い鉱物です。また、物量に限りがあるため価値が0になるリスクが比較的低い点が特徴です。

一方、純金積立は配当や利息が無く、利益を上げるには金の価値が上昇を期待する必要がある点には注意してください。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとはインターネット上で投資家と借り手企業をつなげる、近年注目されている金融商品です。

利回りは平均8%が期待できます。※5(2018年3月時点)

一方、借り手企業や運営企業が返済不能・破綻などに陥るリスクもあるため注意しましょう。

まとめ

退職金を運用するにあたってのポイントや各種運用方法について解説しました。退職後は若い頃よりも労働による収入が期待できなくなるため、リスクを抑えた資産運用が重要になるでしょう。

安定性を重視した資産運用を心がけ、少しずつ利益を積み立てていくと良いでしょう。


※1:厚生労働省、退職給付(一時金・年金)の支給実態
※2:りそな銀行、退職金きちんと運用プラン
※3:三菱東京UFJ銀行、円預金金利
※4:財務省、個人向け国債
※5:ソーシャルレンディングで資産運用をはじめよう

初心者でも取り組みやすい!
安定的で手間のかからない投資始めませんか?
投資をしたら満期まで待つだけ
貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」では、上場企業や注目のベンチャー企業が組成するファンドに予定利回り1.5%〜6%*で投資いただけます。
投資をしたら運用期間中の手間はほとんどかからず、相場による価格変動がないため値動きを見る必要はありません。
*年率、税引前
1円単位で投資できる
Fundsの投資単位は1円。気軽に効率よく、資産運用を始めることができます。