>>
投資信託で分配金はなしのほうがいい?そのメリットやデメリットを解説します

投資信託で分配金はなしのほうがいい?そのメリットやデメリットを解説します

投資信託には分配金がある銘柄とない銘柄があり、分配金があるほうが利益が出ていると感じるかもしれません。

分配金があるかないかで、それぞれメリットとデメリットがあります。これらを理解してから投資信託を選んだほうがよいでしょう。

今回は、分配金なしの投資信託のメリットや、分配金があることのデメリットを解説します。

分配金なしの投資信託のメリット

投資信託は分配金がないと、どんなメリットがあるのでしょうか。まずは、分配金なしの投資信託のメリットについて確認していきましょう。

複利効果が期待できる

投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの資金としてまとめ、運用会社が株式や債券などに投資をし、その運用益を投資家に還元する金融商品です。

そして、投資信託の基準価額は、投資家から集めた運用資金や運用損益(配当金や利息、売却損益)で構成されています。

投資信託の分配金は、基本的には運用益が原資になるので、分配金を支払わずに運用益を再投資することで複利効果が期待でき、雪だるま式に資産が増えていきます。

複利とは、利子が元本に組み込まれていく仕組みのことです。

分配金を支払わずに運用益を元本に組み込んでいくことで、運用期間が長くなるほど運用資金が増えていき、運用益も増えていきます。

たとえば、年利5%で運用できると仮定すると、元本を2倍にするまでに、利子を元本に組み込まない単利の場合は20年かかるのに対し、複利は約14年で達成できます。

複利の計算には「72の法則」というものがあり、72を運用利回り(年利)で割るだけで、元本が2倍になるまでに必要な年数が計算できます。(おおまかな数値となります)

年利5%で運用する場合は「72÷5(年利5%)=14.4年」となるので、元本を2倍にするまでに必要な期間は約14年になります。

このように、分配金がある投資信託よりも、分配金なしの投資信託を選んだほうが、複利効果で資産の増加が期待できます。

投資信託で分配金がある場合のデメリット

投資信託で分配金があると、さまざまなデメリットがあります。次に、投資信託で分配金がある場合のデメリットについて確認していきましょう。

今後の運用成績に影響が出る

分配金がある投資信託は、分配金を出すことで純資産総額が減少し、運用成績に影響する可能性があることがデメリットです。

純資産総額が減少することは、運用できる金額自体が少なくなることを意味します。そのため、分配金を出さなかった場合の運用で得られたはずの配当金や利息よりも運用益は少なくなります。

分配金が出されるたびに投資信託の運用成績に影響があると考えると、分配金があったほうがよいかは検討する必要があるでしょう。

投資信託の分配金原資が投資家の元本の場合がある

投資信託の分配金には「普通分配金」と「特別分配金」の2種類があります。

普通分配金は、投資信託の運用益から支払われるのに対し、特別分配金は投資元本を取り崩して支払われる違いがあります。

つまり、特別分配金は投資した元本がそのまま返ってきているだけであり、分配金をもらって利益が出るどころか、手数料を払っている分だけ損をしていることになります。

分配金の金額が多い銘柄や、毎月分配金がある銘柄は特別分配金の可能性があるので注意が必要です。

投資信託の分配金が特別分配金かどうかは、決算後に発行される運用報告書で確認できるので、分配金を受け取る場合は必ず確認しましょう。

複利効果が期待できない

分配金がある投資信託は、複利効果が期待できないのもデメリットです。

分配金なしの投資信託は、運用益を再投資して元本に組み入れられるので、運用期間が長くなるほど投資元本が増え、さらに運用益(配当や利子)も増えていく複利効果が期待できます。

しかし、運用益を分配金として支払ってしまうと、投資元本が増えていかないので、たとえ長く運用しても複利効果が期待できません。

そのため、長期保有して資産を増やしたい場合は、分配金で短期の収入を得るよりも、複利効果を期待して分配金なしの投資信託を選ぶほうがよいでしょう。

分配金なしの投資信託をより効果的に運用する方法

分配金がある投資信託よりも分配金なしの投資信託のほうが、複利効果が期待できることがわかりました。

最後に、分配金なしの投資信託をより効果的に運用する方法を解説します。

NISA口座を活用する

分配金なしの投資信託をより効果的に運用するには、NISA口座を活用するのがおすすめです。

NISAとは少額非課税投資制度のことで、NISA預りで購入した投資信託は、非課税枠の範囲なら投資信託の売却益や分配金にかかる税金が非課税になります。

分配金なしの投資信託は、運用期間中は分配金がないので、運用益をそのまま再投資されていることで複利効果が期待できます。

投資信託の売却益や分配金に対して、通常は20%程度の税金が差し引かれるため、利益が大きいほど、差し引かれる金額も大きくなります。

しかし、NISA口座で分配金なしの投資信託を運用すれば、売却益に対して税金がかからないので、複利で運用してきた運用益がそのまま利益になります。

投資信託は運用期間が長くなるほど、複利効果で大きな利益が期待できるので、NISA口座を活用することでより効果的に運用できます。

長期の積立投資

分配金なしの投資信託をより効果的に運用するには、長期の積立投資も有効です。

投資信託を購入すると決めても、どのタイミングで購入すれば利益が出るのかを判断するのは難しいものです。

投資信託の投資対象である株式や債券は、価格変動や為替相場の影響を受けて基準価額が日々変動します。

そのため、基準価額が高いときに購入してしまうと、その後の値動きによっては大きく損をしてしまう可能性があります。

しかし、長期の積立投資を行い、毎月一定額を買い付ける方法であれば、値下がりしているときは多い口数、値上がりしているときは少ない口数で購入することになります。

このように、常に定額で積立買付する方法を「ドル・コスト平均法」と言い、購入単価を平均化する効果があります。

投資信託の長期の積立投資なら、購入タイミングを考える必要がなく、一度に大きな資金を用意する必要もないので無理なく続けられます。

2018年1月からは、新たに「つみたてNISA」という少額投資非課税制度も始まり、一定の条件を満たした対象の投資信託であれば、非課税で積立投資ができるようになりました。

NISAとつみたてNISAは併用できず、どちらかを選択する必要がありますが、長期で投資信託の積立投資を行うなら、つみたてNISAを活用することで、より効果的に運用できるでしょう。

まとめ

投資信託は分配金がもらえるほうが、利益が出ているように感じるかもしれません。

しかし実際は、分配金なしの投資信託のほうが運用益を再投資できるので、複利効果が期待でき、資産を増やせる可能性が高くなります。

また、投資信託をよい効果的に運用するには、NISA口座の活用や長期の積立投資も検討しましょう。

投資信託を購入する際は分配金に注目し、長期で運用するなら、分配金なしの投資信託を選ぶとよいでしょう。

【PR】証券口座を開設するならネット証券が便利?

株式投資や投資信託など投資を始めるには、証券会社で口座開設が必要です。

ただ証券会社の口座開設は非常に手間がかかります。

ネット証券なら、仕事が終わった夜でも手続きができて、オンライン上で完結できるので便利です。

そんなネット証券の中でも、SBI証券は業界低水準の取引手数料が設定されているほか、外国株、IPO銘柄、ロボアドバイザーなどのサービスが豊富に用意されており、一つの口座で様々な投資が可能になるのが特徴です。

また口座開設数は430万を超えており、多くの方々に利用されている実績があります。※1

新規口座開設キャンペーンを実施中のこの機会に口座開設してみてはいかがでしょうか。

※1:2018年10月末時点