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初心者の投資信託の選び方は?選び方の3つのポイントと6つの注意点をわかりやすく解説

初心者の投資信託の選び方は?選び方の3つのポイントと6つの注意点をわかりやすく解説

現在、国内で運用されている投資信託は数千本以上あり、投資対象や種類もさまざまです。

そのため、自分に合う投資信託を選ぶには、選び方や注意するべきポイントをおさえておく必要があります。

今回は、投資初心者方向けに投資信託を始める前に知っておきたい3つのポイント、その選び方、投資信託を選ぶ際の6つの注意点について解説します。

投資信託を始める前に知っておきたい3つのポイント

投資信託で押さえておく3つの選び方と5つの注意点をわかりやすく解説

投資信託から投資を始めるには、どういったことを知っておく必要があるのでしょうか。投資信託初心者の方に、あらかじめ知っておくべき3つのポイントを紹介します。

最低100円から投資信託の積立投資が可能

投資信託は毎月決まった金額を積み立てて投資することが可能です。そのため、個別株や債券への投資とは異なり、まとまった投資資金を用意しなくても済みます。

近年では、インターネットで取引できるネット証券を活用することで、毎月の最低積立金額を100円から始めることができます。

そのため、投資をはじめるのにまとまった投資資金が確保が難しいと考えている方は投資信託の積立投資を検討してもよいかもしれません。

長期投資が前提

漠然と投資という言葉だけ聞くと、購入時点の価格より高くなったら売却するといった売買を短期間に繰り返すというイメージを抱いている方も多くいるのではないでしょうか。

投資信託は、FXなどの短期売買でリターンを出すような投資と比べると、長期投資でリターンを出す仕組みになっています。

個別株やFXなどは短期的に売買を繰り返してリターンを出している投資家の方がいるのも事実です。このような投資方法は知識はもちろん、経済や財務分析などさまざまなことを身に付ける必要があります。

また10年、20年と短期的な売買を続けて継続的にリターンを出すには、専業になるなどまとまった時間を確保することも重要でしょう。

投資信託はそれらとは異なる金融商品であることを理解しておきましょう。

長期投資のメリットは、短期売買よりも手数料などのコストを抑えられることや価格の値動きの幅が小さくなることで安定した運用ができる点があります。また複利効果を最大限に活用できるのが大きなポイントです。

※複利とは・・・投資で得られた分配金などを再投資していくことで、元本(投資金額)が増え、より大きな分配金が得られるようになること

毎月分配型には注意

投資信託は運用で得た利益や組み入れている銘柄から支払われる配当金などを、顧客に還元するために分配金を支払います。

分配金の取り扱いは、投資信託の運用方針によって異なりますが、分配金を支払わずに再投資に回す投資信託もあれば、利益が得られた時のみに分配金として支払う投資信託もあります。

毎月分配型の投資信託の場合、毎月の安定収入が得られる可能性を期待できるというメリットがあります。

しかし、得られた利益だけではなく運用資産を切り崩して分配金を支払う投資信託の場合、時間が経過するにしたがって運用資産が減少してしまい、長期的に良好な運用成績を維持しづらくなっていきます。

そのため、長期的に資産を増やしていきたいと考えている場合は、できるだけ分配金を再投資できる投資信託を選ぶことが重要です。

投資信託でありがちな3つの選び方

投資信託で押さえておく3つの選び方と5つの注意点をわかりやすく解説

投資信託を選ぶ際に、どのような基準で選んでいるでしょうか。

投資信託は、分配金利回りが高い銘柄やおすすめされた銘柄がよいとは限りません。まずは、投資信託でありがちな選び方について確認していきましょう。

分配金利回りが高い投資信託から選ぶ

分配金利回りが高い銘柄から投資信託を選ぶ方が多くいます。

特に毎月分配金が支払われる毎月分配型投資信託は、毎月口座にお金が振り込まれることが好まれ、シニア世代を中心に人気が高い投資信託です。

より高い分配金や、毎月分配金がもらえると得をした気持ちになるかもしれませんが、分配金利回りが高い、あるいは毎月分配金がもらえる投資信託を選ぶのは必ずしも合理的ではありません。

投資信託の分配金は、基準価額に含まれる繰越利益やインカムゲイン(受取利子、配当)、キャピタルゲイン(値上がり益)が原資になります。

そのため、分配金を多く支払うと基準価額が下がり、運用資金も減少するため、運用成績に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

また、投資信託の分配金には運用益から支払われる「普通分配金」と、元本を取り崩して支払われる「特別分配金」の2種類があります。

毎月分配型投資信託の中には、運用成績が思わしくないものもあります。そのような投資信託は分配金の原資を確保するのが難しいため、分配金の多く、または全てが特別分配金となっており、購入時に支払ったお金が戻ってきているだけであることが少なくありません。

このように、分配金利回りが高い投資信託がよいとは限らないことをおさえておきましょう。

※基準価額とは・・・投資信託の1口または1万口あたりの値段を示している。純資産総額を口数で割った値段。

おすすめされた投資信託から選ぶ

おすすめされた投資信託から選ぶのも、ありがちな選び方のひとつです。

どんな基準で選んでよいかわからない場合、金融機関やファイナンシャルプランナーからおすすめされた投資信託を、何も考えずに選んでしまうことがあります。

しかし、おすすめされた投資信託がよいとは限りません。おすすめされる投資信託はしっかりと説明を聞きましょう。

投資信託の多くは購入するときに手数料が掛かりますが、金融機関にとっては購入手数料が利益になります。

そのため、自分たちの利益を得るために、購入手数料が高い投資信託をおすすめされることがあるからです。

投資信託で資産を増やすには、将来値上がりする可能性があると考えるだけではなく、少しでも手数料が掛からない銘柄を選ぶことも大切です。

例えば、投資信託には「ノーロード」と呼ばれる、購入手数料が掛からない銘柄もあり、特にインターネット証券での取り扱い本数が多くなっています。

このように、おすすめされた投資信託がよいとは限らないので、選ぶ際には注意が必要です。

人気ランキングの上位から選ぶ

投資信託を選ぶときに、人気ランキングを参考にする方も多いのではないでしょうか。しかし、人気ランキング上位の投資信託が自分自身に合っているとは限りません。

投資信託を購入するときに、何を基準に選んでよいかわからないと、「みんなが購入している銘柄を選んでおけば問題ない」と考えてしまいがちです。

もちろん、人気ランキングの上位にあるのは、それだけ多くの人に支持されている証拠であり、安定した運用成績も残している可能性もあります。

しかし、人気が高い投資信託が、今後も安定した運用成績を残せるかはわかりません。

大手の証券会社が新商品の販売拡大に力を入れたことで、一時的に人気ランキングの上位に入っている可能性も考えられます。

さらに、先ほど紹介した毎月分配型投資信託は、毎月分配金がもらえることから常に人気ランキングの上位に入っていますが、購入手数料が高く、長期の資産形成には向いていないといえるでしょう。

そのため、人気ランキングの上位だから選ぶのではなく、投資信託を選ぶときのポイントや、銘柄ごとの特徴を理解した上で購入することが大切です。

投資信託を選ぶ際の6つの注意点

投資信託で押さえておく3つの選び方と5つの注意点をわかりやすく解説

自分自身に合う投資信託を選ぶには、注意するべきポイントをおさえておくことが大切です。次に、投資信託を選ぶ際の注意点について確認していきましょう。

信託報酬などの手数料が低いかどうか

投資信託は購入するときだけでなく、売却時や保有期間中にも手数料が掛かります。資産を増やすには手数料を低くおさえることが大切です。

投資信託の手数料には購入手数料のほか、信託報酬、信託財産留保額、換金(解約)手数料があります。

信託報酬とは、運用や資産管理の対価として支払う手数料で、運用資産から自動的に差し引かれます。保有期間中はずっと負担する費用であるため、特に重視する必要があります。

また、信託財産留保額は解約するときに差し引かれる手数料です。信託財産留保額は投資信託の解約に伴い、運用資金の一部を売却して換金する必要があるため、この換金費用を負担するために必要になります。

信託財産留保額とは別に設定されている換金(解約)手数料は、金融機関の事務手数料です。信託報酬が掛からない投資信託はありませんが、解約手数料や信託財産留保額は無料の銘柄もあります。

投資信託の手数料を低くおさえるには、信託報酬が低く、解約手数料と信託財産留保額が無料の銘柄を選ぶとよいでしょう。

どこまで分散投資されているか

投資信託は、分散投資できるのがメリットのひとつです。そのため、投資信託を選ぶ際は、どこまで分散投資されているかに注目するとよいでしょう。

たとえば、同じ国内株式が投資対象の投資信託でも、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった指数に連動する銘柄もあれば、投資対象を割安株に絞っている銘柄もあります。

投資信託には投資対象が絞られている銘柄や、幅広く分散投資できる銘柄があるため、どこまで分散投資されているかで選ぶのもひとつの方法です。

資産の種類によって値動きが違うため、分散投資するほどリスクを軽減する効果が期待できますが、投資対象を絞るほうが大きな利益につながることもあります。

幅広く分散されている投資信託がよいとは限らず、投資対象の資産内容を確認した上で、購入する銘柄は自分で決めることが大切です。

※指数とは・・・投資信託が運用の目標とするベンチマークのこと。指数に連動するように運用する投資信託はインデックス型投資信託と呼ばれる。

分配金の方針はどうなっているか

投資信託を選ぶ際は、分配金の方針がどうなっているかを確認することも大切です。

分配金の方針は投資信託の銘柄ごとに異なるため、投資信託は自分の目的に合った銘柄を選ぶとよいでしょう。

たとえば、投資信託を購入する目的が分配金の受け取りであれば、安定して分配金が支払われている銘柄が向いています。

逆に、長期投資で資産形成を目指すのであれば、分配金を出さずに運用資金に回す銘柄のほうが向いているでしょう。

分配金の方針は目論見書で確認できるので、投資信託を選ぶ際は、目論見書の分配金の方針を確認すると、自分にあった銘柄が見つけやすくなります。

※目論見書とは・・・分配金の方針以外にも、各手数料、過去の運用成績、構成銘柄などの詳細が確認できる説明資料。

償還日は設定されているか

投資信託で押さえておく3つの選び方と5つの注意点をわかりやすく解説

投資信託を選ぶ際は、償還日を確認するのも大切なポイントです。

投資信託の償還日とは、運用期間の終了日のことで、投資信託には償還日が設定されている銘柄と設定されていない、無期限の銘柄があります。

償還日が設定されている投資信託は、償還日になると信託財産の清算を行い、投資家に投資額(償還金)を返金します。

お金が戻ってくる時期が事前にわかるため、期間を決めて運用できるのがメリットですが、運用成績がプラスで終わるとは限りません。

一方、償還日が無期限の投資信託は、運用資産が小さくなったことなどを理由に、運用会社が繰上償還をしない限りは運用が続けられます。

そのため、いつ運用をやめるかを自分で判断する必要はありますが、長期間運用できるので複利効果が得やすいのがメリットです。

償還日が決まっている銘柄の多くは毎月分配型投資信託で、運用が安定していない銘柄が多いため、よほど魅力がある銘柄でない限りは、償還日が無期限の銘柄を選んだほうがよいでしょう。

長期の運用成績は良好か

過去から現在までの運用成績が良好であることも、投資信託を選ぶ上では重要です。

長期的な視点で運用成績を見ることで、相場が良好なときだけではなく、相場が悪化した場合においても、どれだけリターンを得られているかを確認できます。そのため、将来的に相場が悪化した場合のために、ある程度リスクを織り込んでおくことも可能です。

また、相場悪化時でも極端な運用成績の低下が抑えられていれば、その投資信託は相場変動に耐えることができるような設計・運用されていたということがわかります。

運用成績については、運用会社が発行している目論見書や証券会社のWebサイトでも確認可能です。期間としては、直近の1年間の運用パフォーマンスの他、3年、5年、設定日以降の運用成績も合わせて確認しておきましょう。

※過去の運用成績は、将来の運用成績を保証するものではありません。

純資産総額は増加傾向にあるか

投資信託を選ぶ際は、純資産総額が増加傾向にあるかも注目するとよいでしょう。

投資信託は、純資産が大きいほうが十分な分散投資ができて運用が安定します。

また、純資産総額が増加傾向にあれば、多くの投資家が参加して資金が集まっており、運用も安定していると考えられます。

逆に、純資産総額が減少傾向にある投資信託は運用が安定しないため、償還日が無期限であっても、繰上償還によって運用が終了する可能性があります。

投資信託を始める前に必要な口座開設

投資信託で押さえておく3つの選び方と5つの注意点をわかりやすく解説

投資信託を始めるには、口座開設を行う必要があります。投資信託は主に銀行と証券会社で購入できますが、よりコストを抑えて運用を行うには、ネット証券を活用したほうがよいでしょう。

今回はネット証券の中でも口座開数が多い3つのサービスから、投資信託の取り扱い数順に紹介します。(マネーの手帳調べ)

SBI証券

SBIホールディングス傘下のネット証券であるSBI証券も、投資信託の取り扱いとノーロードファンド取り扱いが豊富であることに加え、最低100円からで少額からの積み立て投資も可能です。

投資信託の取り扱い数は2,548本です。その内、ノーロードファンドは1,217本となっています。※1(2018年1月時点)

楽天証券

楽天証券は、インターネット通販サイトを運営している楽天が展開しているネット証券です。

投資信託の取り扱い数は2,521本で、その内、販売手数料が無料のノーロードファンドは、1,241本となっています。
また、ノーロードファンドの内、最低100円からの積み立て投資に対応している投資信託は1,155本で、低コストかつ少額で投資できる投資信託の取り扱い数が多いのが特徴です。※2(2018年1月時点)

マネックス証券

マネックス証券は、マネックスグループが提供するネット証券です。取り扱い数は楽天証券とSBI証券より若干少ないですが、年々取り扱い数を増やしています。

投資信託の取り扱い数は1,095本で、そのうち、販売手数料が無料となるノーロードファンドは656本となっています。ノーロードファンドの内、インデックス型投資信託は235本で、230本が最低100円から積み立て投資が可能です。※3(2018年1月時点)

まとめ

投資信託にはさまざまな種類があるため、分配金利回りやおすすめされた銘柄、人気ランキングの上位の銘柄を選んでしまいがちです。

しかし、投資信託を選ぶ際はおさえておくべきポイントがあり、自分の投資目的にあった銘柄を選ぶことが大切です。

手数料や分配金の方針、純資産総額など、紹介したポイントを参考に投資信託を選んでみてはいかがでしょうか。


※1:SBI証券 パワーサーチ
※2:楽天証券 スーパーサーチ
※3:マネックス証券 投資信託 ファンド検索

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