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バランス型投資信託とは?特徴やメリット・デメリットを解説!
バランス型投資信託とは?特徴やメリット・デメリットを解説!

バランス型投資信託とは?特徴やメリット・デメリットを解説!

投資信託は、株式や債券といった特有の銘柄に投資を行うものが多いですが、1つの投資信託で異なる種類の銘柄を購入する「バランス型投資信託」という投資信託もあります。

バランス型投資信託は手軽さが特徴ですが、留意点もあります。今回はバランス型投資信託について、その特徴やメリット・デメリット、注意点を解説します。

バランス型投資信託とは

バランス型投資信託とは、複数の資産(株式や債券など)に投資をする投資信託のことです。投資信託の投資対象は様々ありますが、バランス型投資信託はそれぞれに満遍なく投資するというわけではありません。

先進国の株式と国内債券を組み合わせたり、外国の株式と債券及び、国内株式と債券の計4種の対象を組み合わせたものなど、その構成は様々です。

投資信託での資産運用では、様々なタイプの投資信託を購入し、分散投資することが推奨されます。分散投資することで、リスクを抑えた資産運用を行えます。

こうして長期的かつ総合的に見ると利益が上がっている状態を目指すといった運用方法が、投資信託で行われる傾向があります。

投資信託で分散投資するには、国内株式型、海外株式型、海外債券型など、多様な資産の比率を事前に計算し、バランスを取りながら投資します。また、ポートフォリオの比率が変化した際は構成を再度整理することが多いです。

こうした投資配分の調整は分散投資には不可欠である一方、手間がかかる一面もあります。そのバランス調整の手間を投資信託の運用会社側が担ってくれるのが、バランス型投資信託です。

分散投資とは・・・1つの投資信託に大金を投資するのではなく、複数のファンドに分けることを指します。

バランス型投資信託のメリット

1. 知見がなくともリスクを分散できる

バランス型投資信託は「バランス」という名前が付いているように、1つの投資信託で様々な資産にバランスよく投資が行われます。よって1つの投資信託でリスクが分散された投資が実現できます。

投資信託には分散投資が必要ですが、具体的にリスクをどのように考えて、どのような投資信託をどの程度購入するべきかといった点は迷ってしまう方もいるでしょう。特に投資初心者の場合、分散投資自体に投資のハードルの高さを感じる場合があるかもしれません。

こうした方にとって、分散投資の方法を意識しなくとも、1つの投資信託単位でリスクを分散し投資できるバランス型投資信託は、投資初心者が分散投資の扉を開ける最初の商品として有用でしょう。

2. 分散投資・リバランスの手間を省ける

分散投資を意識しながら、ある時期に投資信託を複数購入しても、投資信託の成績はそれぞれ異なります。ある投資信託は好成績となり、ある投資信託は成績が悪化すると、当初のバランスは崩れてきます。

そうした時に必要なのが、さらに投資信託を買ったり、一部を売却することによって、目指している資産配分になるまで調整を行う「リバランス」という行為です。

しかし、リバランスには手間がかかってしまいます。どの投資信託を売買するべきか考えることが面倒だと感じる方も中にはいるでしょう。

バランス型投資信託であれば、自動でリバランスを行なってくれるため、リバランスの手間を省くことが可能です。一方、リスクをどのように考え、どんなバランスにするかといった具体的な部分は投資家が指示できるものではなく、各バランス型投資信託の運用方針に基づくことに留意しておきましょう。

その重要性にもかかわらず、実際にはリバランスを行わずに投資信託を放置している投資家もいるかもしれません。

手間がかかり、億劫になりがちなリバランスを自動で行うため、バランス型投資信託は、初心者や日頃の仕事が忙しく、投資信託の状況管理に注意が向きづらいといった投資家には有用な投資信託といえるのではないでしょうか。

バランス型投資信託のデメリット

リバランスの手間がかからず分散投資のメリットを享受できるバランス型投資信託ですが、事前に留意すべき事項もあります。以降、バランス型投資信託のデメリットについて3点解説します。

1. 手数料が高い

投資信託は売買時や継続保有すると、様々な手数料がかかります。手数料に大小はあれど、基本的にどのような投資信託でも必要ですが、バランス型投資信託は手数料率が高い傾向にあります。

バランス型投資信託は、投資家にかからない分散投資の手間を運用会社側が負担します。その手間分の料金が多くかかってしまいます。

また、バランス型投資信託の中には、他の投資信託に投資しているものもあります。投資家にとっては投資信託に2重で投資しているという構造になるため、手数料も大きくなります。

コストが高いと利益が得づらくなるため、手数料は資産運用において無視できないポイントです。自分の手間を省けることなどのメリットのみを注目するのではなく、その手数料の大きさも含めて投資を検討しましょう。

2. NISAに相性が良いとは言えない

NISAは、年間投資枠120万円までの投資で得られた売却益と分配金が最長5年間非課税となる制度です。
投資信託でNISAを活用する場合、より大きな売却益・分配金を期待できる投資信託にNISA枠を利用することで、課税コストを抑えることができます。

ただし、バランス型投資信託は様々な資産に分散投資しているため、国内債券など、比較的リスクの少ない資産部分まで、NISAの投資枠を利用してしまいます。

投資に充てる総額が大きくない場合は問題ありませんが、120万円以上を投資する場合、NISA枠を利用する投資信託部分は検討した方が良く、バランス型投資信託は適しているとは言い切れないでしょう。

3. 自分でリスクの把握がしづらい

バランス型投資信託は、いわば運用のプロに分散投資を任せるタイプの投資信託です。任せている分、自らそのリスクの把握がしづらい傾向にあります。

もちろん定期的に発行される運用報告書などで、その運用内容の報告はされます。しかしその運用内容の詳細を把握するためには、運用報告書を読み込む必要があります。

自ら分散投資を行なっていないため、投資にいたる背景を理解できず、リスクを把握しづらくなるとの傾向がある面もあるでしょう。

バランス型投資信託を購入する際の注意点

バランス型投資信託は購入の際に注意すべき点もあります。3つの注意点について解説します。

1. ファンドオブファンズに気を付ける

バランス型投資信託の中には投資信託が投資信託を購入する「ファンドオブファンズ」と呼ばれるものがあります。ファンドオブファンズ形式の投資信託では、手数料が割高となる傾向があります。

バランス型投資信託の場合、その購入先の投資信託の内容及び手数料も事前に確認し、自分の許容できる手数料なのか注視しましょう。

2. リスクが高いアセットが含まれている場合も

バランス型投資信託は、様々な資産を組み合わせることで長期的な運用益を得ようとする商品で、その組み合わせは運用会社に一任しています。

ただし、運用会社は100発100中のプロではありません。投資している資産のうち、一部もしくはいくつかが値下がりしてしまった場合、投資家が損失を被ってしまう場合もあります。

場合によってはバランス型投資信託を選んでいなければ投資していないような資産を保有しているかもしれません。特に新興国の株式などは比較的リスクが高いと言えます。

バランス型投資信託に投資するといっても、どのような資産を組み込むのかといった部分は確認して、ご自身の取りうるリスクの範囲に収まっているかどうか確認しておきましょう。

3. 手数料の低い投資信託を選ぶ

バランス型投資信託に限りませんが、手数料は投資成績に影響を与えます。購入先によっては、似たような投資信託でも手数料が大きく異なることも考えられます。

比較検討には手間がかかりますが、運用を始めてから後悔しないよう、手数料がどれくらいかかり、それが妥当なのかといった点を確認しましょう。

バランス型投資信託にも種類がある

バランス型投資信託は複数の投資対象を購入して、1つの投資信託で分散投資が実現できますが、そんなバランス型投資信託にもいくつか種類があります。

例えば、8資産に分散投資するバランス型投資信託は、以下の資産が対象となります。

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 先進国株式
  • 先進国債券
  • 新興国株式
  • 新興国債券
  • 国内リート
  • 先進国リート

基本的にはこれらの8資産のうち、国内のものに特化しているものなど、その投資信託の方針によってバランスが異なります。

また、一定の資産に均等に投資するバランス型投資信託もあれば、運用者が自由に組み替えて配分するバランス型投資信託もあります。

バランス型投資信託のランキング

楽天証券で販売のバランス型投資信託のランキングベスト5は下記となっています(1)。

基準価額 純資産(億円) トータルリターン(1年実績) 販売手数料 信託報酬
世界経済インデックスファンド 23,062円 539.89 16.37% なし 0.54%
GCIエンダウメントファント(安定型) 12,136円 34.62 15% なし 0.70%
eMAXISSlimバランス(8資産均等型) 10,770円 87.2 なし 0.23%
楽天資産形成ファンド 20,075円 44.58 12.72% なし 0.54%
GCIエンダウメントファント(成長型) 12,993円 19.21 19.72% なし 0.70%

以降、ランキング上位3件のバランス型投資信託について解説します。

世界経済インデックスファンド

世界経済インデックスファンドは三井住友トラスト・アセットマネジメントが提供するバランス型投資信託です。※2

世界の債券・株式に分散投資を行ない、基本組入比率は株式と債券が50%ずつとなっています。(2018年2月末時点)

また、先進国株式と先進国債券が30%ずつ、新興国株式と新興国債券が15%ずつ、国内株式と債券が5%ずつとなっています。

GCIエンダウメントファント(安定型)

GCIエンダウメントファント(安定型)は、GCIアセットマネジメントが提供するバランス型投資信託で、豊富な投資対象が特徴です。※3

GCIエンダウメントファント(安定型)の投資対象
・日本株
・海外債券(グローバル 除く米ドル建て)
・米国株
・国内リート
・先進国株(米国を除く)
・米国リート
・新興国株
・オルタナティブ戦略
・米国債券
・現金、その他

オルタナティブ戦略という、ヘッジファンドやプライベートエクイティ、実物資産などをポートフォリオに組み入れており、長期的にリスク・リターンの安定化を図っています。

eMAXISSlimバランス(8資産均等型)

eMAXISSlimバランス(8資産均等型)は三菱UFJ国際投信が提供するバランス型投資信託で、以下8資産に均等に投資します。※4

  • 国内株式
  • 先進国株式
  • 新興国株式
  • 国内債券
  • 先進国債券
  • 新興国債券
  • 国内リート
  • 先進国リート

各投資対象は運用目標とする指標があり、指標に沿った値動きを目指して設計されているインデックス型投資信託でもあります。

まとめ

投資信託での資産運用では分散投資・リバランスが必要不可欠です。しかしながら両者とも手間がかかってしまいます。また、知識も要してしまいハードルが高いと感じる方もいるでしょう。
 
バランス型投資信託はこうした手間やハードルを避けたい場合に有用な投資信託です。ただし、他の投資信託と比べ手数料が割高となるケースもあります。

バランス型投資信託に投資を検討している方は、手数料などに注意しつつ、自らの投資経験や方針も踏まえた上で検討しましょう。


※1:2018年2月5日時点。楽天証券で販売のバランス型投資信託。
※2:http://www.smtam.jp/fund/detail/_id_39/
※3:http://www.gci.jp/files/fund/fund_18_1.pdf
※4:https://emaxis.jp/fund/252760.html

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