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投資信託はどれだけ儲かるか?銘柄の選び方や注意点を解説します

投資信託はどれだけ儲かるか?銘柄の選び方や注意点を解説します

投資信託で資産形成を行いたい場合、どれだけ儲かるのか気になるところではないでしょうか。資産を増やしていくためには、できるだけ多く儲けられる金融商品を選ぶことが重要ですが、その分リスクも高くなります。

そのため、資産ごとの特性をよく理解した上で、自分自身の運用目的に合った金融商品を選び、運用していくことが重要です。

今回は、投資信託はどれだけ儲かるのかを見てみると共に、投資信託の選び方について解説します。

投資信託は大きく儲かるのか

投資信託で儲けることができるのかどうか気になるところですが、他の金融商品と比較することで、目安がわかります。

それぞれの金融商品、資産運用は個別銘柄や通貨、方法によって得られる儲けは異なり、大きく儲かることもあれば、損が出ることもあります。そのため、それぞれの金融商品や資産運用の特徴を理解した上で、比較することが重要です。

今回は代表例として株式投資とFX(外国為替証拠金取引)を比較して紹介します。

株式投資

株は企業の業績や財務状況などさまざまな影響によって株価が変動します。株式投資はこの株価の変動差を利用して、売買を繰り返し、儲けを出すのが一般的な方法です。(長期保有で値上がりを期待したり、高配当株を狙うなどの方法もあります。)

業績や財務状況が良ければ株価が上昇して儲けを得られる可能性もありますが、業績が思わしくない、財務状況も悪化しているといった場合、株価は下落し、大きな損失が発生することも考えられます。そのため、リスクは高い反面、得られる儲けも大きい特徴があります。

FX(外国為替証拠金取引)

FXは対象通貨の需給関係に基づいて価格が推移しています。この価格差を利用して、売買を繰り返し、儲けを出していきます。

FXをはじめとする金融商品の場合、レバレッジと呼ばれる仕組みを利用して、より大きな儲けを出すことが出来ます。手元の資金を証拠金として現状最大25倍(※2018年3月時点)までの金額を取引することができるため、より大きな儲けを狙うこともできます。

ただし、その分大きく損失を出す可能性も高くなるため、よく特徴を理解しておく必要があります。

※FXのレバレッジの倍率は金融庁の規制などもあり、倍率が変更になる可能性があります。25倍に規制がかかる以前は最大50倍のレバレッジが可能な時期もありました。

投資信託

投資信託は、銘柄によって組み入れている金融資産や運用方針が異なります。

例えば、株式を中心に運用している投資信託であれば、株式市場が良好な場合は、大きな儲けも期待できるでしょう。債券を中心に運用している投資信託であれば、価格変動は少ないため得られる儲けは比較的小さいでしょう。

投資信託は複数の金融資産や銘柄を組み入れて運用するため、個別株に投資する場合と比較すると、元本損失のリスクは小さいのが特徴です。あくまでも、安全に運用を行い、コツコツと儲けていきたいと考えている方に適した金融商品であると言えます。

より大きく儲けたいと考えている場合は、業績や財務状況が良い個別株への投資もしくは、レバレッジを高めに設定してFXの取引を検討してもよいかもしれません。

投資信託で儲けられる理由

投資信託は株式投資やFXと比較すると短期的に儲けることは難しいですが、長期的に運用を続けていくことで、より安定的に資産形成が期待できます。

投資信託も株式投資やFXと同様に値上がり益による儲けの他、分配金による儲けを得る方法があります。この2つの儲け方について詳しく解説します。

売却益

売約益は、投資信託の基準価額が安い時に購入しておき、基準価額が高くなった時に売却した時の差分の金額です。(手数料を考慮せず)

個別株やFXは市場が開いている(取引が行われている)ときに、リアルタイム価格で取引ができますが、投資信託の場合は、リアルタイムでの取引はなく、1日1回算出される基準価額で取引が行われます。

基準価額は、市場が終了したときの時価評価額から計算されるため、あくまでも前日に算出された基準価額で取引することになります。よって、投資信託は短期的な取引は難しく、あくまでも長期的に資産形成を行うような金融商品といえます。

※基準価額とは・・・投資信託の1口または1万口あたりの値段を表したもの。1口、また1万口あたりの時価総額といえる。

分配金

投資信託は、運用で得た売却益や配当金、利息を顧客に分配金として支払います。そのため、売却益だけではなく、分配金による儲けも期待できます。
これは株式投資でいう配当金、FXでは利息に該当するものです。

分配金の支払いについては、投資信託によって方針が異なります。運用益が得られた場合のみ、顧客に現金として分配する投資信託もあれば、分配金は支払わずに再度投資の運用資金として充当する投資信託もあります。

投資信託はどれくらい儲かっているのか

投資信託で、売却益と分配金による儲けを期待できることがわかりましたが、具体的な投資信託はどれくらいの儲けが得られているのでしょうか。

今回は楽天証券とマネックス証券のランキングを元に、トータルリターンと平均分配金利回りを見ていきます。

投資信託のトータルリターン(楽天証券)

楽天証券における、投資信託買付ランキング上位3位を元にトータルリターンを見ていきます。※1(2018年1月26日時点)

買付ランキング 過去1年間 過去3年間 過去5年間 設定来
1位:ひふみプラス 44.79% 22.68% 28.78% 322.35%(2012年5月28日設定)
2位:SBI小型成長株ファンド ジェイクール 93.64% 33.71% 39.41% 68.27%(2005年12月26日設定)
3位:ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース 14.72% マイナス1.04% マイナス2.58%(2014年12月19日設定)

買付ランキング1位のレオス・キャピタルワークスが運用している投資信託「ひふみプラス」のトータルリターンは、2012年5月28日の設定以来322.35%、過去5年間では28.78%、過去3年間では22.68%、過去1年間では44.79%となっています。※2

買付ランキング2位のSBIアセットマネジメントが運用している投資信託「SBI小型成長株ファンド ジェイクール」のトータルリターンは、2005年12月26日の設定以来68.27%となっています。過去5年間では39.41%、過去3年間では33.71%、過去1年間では93.64%となっています。※3

買付ランキング3位のT&Dアセットマネジメントが運用しているブラジルの株式を中心の投資信託「ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース」のトータルリターンは、2014年12月19日の設定以来のトータルリターンはマイナス2.58%、過去3年間ではマイナス1.04%、過去1年間では14.72%となっています。※4

トータルリターンが高い投資信託は、300%以上のリターンを出しているものもあれば、逆に、マイナスとなっている銘柄があるなど、トータルリターンはそれぞれ異なることがわかります。

投資信託の平均分配金利回り(マネックス証券)

マネックス証券の分配金利回りランキングを基に上位3位までの平均分配金利回りを見ていきます。※5(2018年1月26日時点)

分配金利回りランキング 平均分配金利回り(税引き前)
1位:三井住友・げんきシニアライフ・オープン 36.50%
2位:グローバル・スマート・イノベーション・オープン(年2回決算型) 35.03%
3位:朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド 31.97%

分配金利回り1位は、三井住友アセットマネジメントが運用している「三井住友・げんきシニアライフ・オープン」で、平均分配金利回りは税引き前で36.50%となっています。当ファンドの分配金基準日は毎年5月25日と11月25日の2回設定されています。直近の2017年11月25日には、分配金として2,450円が支払われています。※6

分配金利回り2位は、三菱UFJ国際投信が運用している「グローバル・スマート・イノベーション・オープン(年2回決算型)」で、平均利回りは税引き前で35.03%となっています。当ファンドの分配金基準日は毎年6月5日と12月5日の年2回で、直近の2017年12月5日には、分配金として1,009円が支払われています。※7

ただ、当ファンドは2018年1月12日を持って新規申し込みおよび積み立てを停止しているため、購入検討の際には注意が必要です。

分配金利回り3位は、朝日ライフアセットマネジメントが運用する「朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド」で、分配金利回りは31.97%となっています。分配金基準日は毎年9月20日の年1回となっています。直近の2017年9月20日には、分配金として3,600円が支払われています。※8

分配金利回りが高い投資信託だと30%以上のものもあるようです。

投資信託を選ぶ際の注意点

投信信託で儲けを得るには、毎月分配型の投資信託はなるべく避けること、また信託報酬などの手数料をしっかりとチェックするという2点に注意することが重要です。投資信託を選ぶ上でこの2つの注意点を解説します。

毎月分配型投資信託

投資信託への投資で儲けを期待するためには、毎月分配型の投資信託を避けたほうがよいでしょう。

毎月分配金が支払われるなら確実に儲かるのではないかと疑問に思う方も多いかもしれません。ここで支払われている分配金は、運用で得た収益から支払われているとは限らず、運用資金である「元本」を削って支払っている場合があります。

そのため、投資信託を選ぶ前には分配方針を交付目論見書などでしっかりと確認することが重要です。逆に、投資信託で儲けを増やしたいのであれば、分配金を再度運用資金として充当できる「再投資」を選ぶことがポイントです。

分配金を再投資にまわすことで、元本が積み上がっていくため、次回得られる分配金も積み上げた金額もしくは口数に応じて増えていくことが期待できます。

※目論見書とは・・・設定した日からこれまでの運用成績や各手数料、分配金方針など詳細が記載されている投資信託の説明書

信託報酬などの手数料

投資信託は、専門の運用会社に運用自体を任せるため、運用委託費用として信託報酬と呼ばれる手数料を支払う必要があります。また、その他の手数料として、金融機関の窓口などで購入する際には販売手数料が徴収される場合もあります。

投資信託で儲けを出すためには、できるだけ手数料などのコストを抑えることです。儲けが出せても支払っているコストが高い場合は、実質収益が減ってしまいます。

投資信託の運用でコストを抑えるためには、購入時は販売手数料が発生しない「ノーロードファンド」の中から投資信託を選ぶなどをしたほうがよいでしょう。

ネット証券ではノーロードファンドが豊富に選べる他、日経平均株価などの各種指数に連動するインデックス型の投資信託を活用することで信託報酬を低く抑えた運用が可能になります。

税金

また、投資信託で儲けた分にかかる税金についても考慮すべきポイントです。投資信託を解約して売却益を得たり、分配金を受け取ったりした場合、通常は約20%程度が税金でかかります。そのため、節税方法として少額投資非課税制度(NISA)の活用を検討するのも1つの方法です。

NISAは年間上限120万円の投資枠が設定されており、上限枠の中で投資して得られた売却益と分配金が最長5年間非課税となります。

また、積み立てで投資信託の購入を検討している場合、投資信託のつみたてに特化した「つみたてNISA」を活用することで、年間上限40万円(月に換算すると3.3万円程度)までの投資で得た売却益と分配金が最長20年間非課税となります。

まとめ

投資信託の儲けについて、リターンや人気ランキングなどを紹介してきました。

投資信託に限らず、大きく儲けようとすると、それ相応のリスクが伴います。万が一、大きな損失となり、日常生活に必要な資金まで無くならないよう、必ず余裕資金で投資を行いましょう。


※1:楽天証券 全銘柄ランキング(買付金額)
※2:ひふみプラス
※3:SBI小型成長株ファンド ジェイクール
※4:ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース
※5:マネックス証券 分配金利回りランキング
※6:三井住友・げんきシニアライフ・オープン
※7:グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)
※8:朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド

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※1:2018年10月末時点